原因不明の体調不良が、長時間パソコンでの作業によって
睡眠時間が削られたり、睡眠をとるのに最適な時間がずれて
質の良い睡眠がとれなかったりして引き起こされていたりします。
更に、全く自覚が無いストレスが原因となっていることもあります。
昔、米国での外科医が手術の後、眼の疲れを日増しに感じる
ようになり困っていました。
次第に黒い影が見えたりと体調をも崩していき、
検査をいろいろとしたのですがどこも異常は見つからなく、
最後には精神的なものが原因かと悩んでいました。
唯一はっきりしているのは、手術時間が長ければ長かった程
症状は強くなるということだけでした。
が、あるきっかけで、その原因が残像現象であることが分かりました。
手術台のシーツや術着や手術室の壁の白い色を長時間見て
いると、その反対色のグレーに近い色が残像現象として見え続けて
いることが分かりました。
この無意識の網膜へのストレスが頭痛や不眠を引き起こして
いたのでした。
パソコンで白い基調の画像も長時間見続けていると、
このような無意識の眼の疲れを生じて体調不良を起こしている
ことが多いのです。
あと、青い画面は大変エネルギーの高い光なので、長時間
浴びているとその刺激で睡眠ホルモンと言われるメラトニン
の分泌が抑制されて不眠となります。
対策としては、パソコンの画像を白や青っぽいものからくす
んだ緑色に代えるとか、
作業中に1時間に1回5~15分休憩して画面から目を離して
休めるだけでも違ってきます。
更に、出来たら眼精疲労を緩和する、ビタミンや乾燥用の目薬を
点眼すると良いです。