森喜朗元会長の発現を巡って一連の騒動が起き次の会長候補が上がっておりますが、本日橋本聖子五輪担当相に就任を要請する方向で調整していると報じられました。まあ、後を引き受ける側には大変な責任負わされるので、引き受けるには多大な犠牲が伴うと思いますので周囲の方々がサポートをしっかりする体制も作って欲しいと思います。
若い女性を立てたほうが良いなどの意見もあったり、男性女性各1名、女性3名など様々な案が出されていましたが、そもそも男だの女だのと言っている時点でおかしいと思います。そのポジションにふさわしい実力が見合った人がなるべきだと思います。勿論五輪という世界にアピールする場ではありますが、本当に東京オリンピックを開催するのであれば5か月しかない訳で、一つのポジションでああやこうやと言っている時間はないはずです。
日本は確かに女性が機会を与えられないとう土壌がありますが、先日の問題がクローズアップされたからといって、いきなり女性を表に引っ張り出そうとするのも無謀な話だと思います。経験を積み上げてトップに立つにはそれなりの修行が必要です。それにやはり男性と女性は体の構造や思考など、性で区別してはいけないのかもしれませんが、違います。まあ、男性でも女性っぽい人や中身が本当に女性だったりする人もいます。しかし、女性は生理や妊娠、出産するという肉体的な違いがあります。これは性交渉をしたら男性女性どちらが妊娠するか分からないというようになるまでいくら男女平等をうたっていても難しいでしょう。平等だったら、男が働いて女に飯を食わせるという構図もナンセンスです。女性側も未だに結婚して家庭に入って男性に食わせてもらうと考えている人がいますので、男性も条件さえ整えば養ってもらうのはありで、“ひも”という言葉も死語になるでしょう。時代は急速に動いているので仕方ない流れではあるのですが、男女平等を主張すれば、女性の権利は一段と増えますが、今まで男性が負っていた義務も負うことになることを覚悟しなければなりません。
私などは、森元会長のような世代の方々から、今から考えるとセクハラまがいのことも含められますが、若い女性というだけでその年齢では行けないお食事にご一緒させていただいて貴重なお話を聞かせていただいたという有難い想い出があります。今回のマスコミで取り上げられた女性蔑視の発言は決して良くないと思いますが、その言葉だけが大きくクローズアップされてその方が今迄なされて来た業績を完全にないがしろにしているのは成熟した大人の社会がやることではないと思います。私は政治の社会に詳しいわけではないので、なんか違うなあという自身の感覚でしか表現出来ませんが、この感覚は大切にしたいと思っています。日本の女性の参政権は戦後からですから、まだ100年にも満たないのです。急いては事を仕損じる、というように急がず、しかし、今回のような事をきっかけに少しづつ確実に固めていくという速度で良いのではないでしょうか。
ブログをこう書いているうちに、橋本聖子氏が新会長に選出されました。うーん。出来レースですかね。まっ、まっ、とりあえず先に進みましょう。ワクチン接種も始まったことですし、進むしかないです。