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指定感染症

田村厚生労働相は、新型コロナウィルスを感染症法上の「指定感染症」として扱う期間を1年延長して2022年1月末までにすると発表しました。「指定感染症」となると、その感染症の発生の予防や発生した感染症のまん延防止をする為に、感染者への入院勧告や就業制限などが出来ます。措置の実質は知事や大臣が主体で、実務は自治体の感染症担当部署が行います。

措置の中で主だったものは“入院”ですが、入院が必要と思われた患者には勧告をして入院するように促します。従わない場合は強制的に入院させることも出来ます。さも当たり前というように書いてありますが、ここで注意しなければならないのは、

“感染症が疑われる患者又は確定患者の行動歴の把握、接触者の追跡調査”や

“感染症疑似症患者又は確定患者を強制的に隔離入院出来る”

という内容がサラリと記載されているという事です。確定患者は当然とは思いませんが、感染症が疑われたり疑似症状がある人も含まれていて個人情報が洗い出されて強制的に隔離されるというのですから、もし疑われたらたまったものではありません。推定有罪のようなものです。感染しないように気を付けて生活していて実際に感染もしていなくても権限を持つ人に疑われたら家族や仕事から強制的にいきなり隔離されるのです。怖くないですか?

先日、新型コロナのPCR検査にかかる費用は国が負担すると発表されました。検査をして陰性でも陽性でも費用はかからないのですが、町ゆく人にアンケートしたところ必ずしも検査を積極的に受けようとする人は多くないようです。理由としては、人に会う約束があるためもし検査で陽性と出たら出来なくなる、とか、陽性と判定されたら仕事が出来なくなり現場にいる他のスタッフに迷惑がかかるなど様々です。つまり、今現在の生活が制限されて出来なくなるため、折角検査の準備をしても、自覚症状がなくて陽性の可能性の高く行動範囲が広いほど検査を避けるかもしれないのです。これでは感染は広がっていき放題です。検査やワクチンの準備が整ったらもう大丈夫と思っている政府の思惑とは逆に、

「陽性と分かったら大変だから検査しない」

「ワクチンも副作用が怖いからしない」

と国民は期待通りには動かない感じです。

 

先日埼玉の病院では、新型コロナ感染症患者が病棟の鍵を壊して脱走してタクシーで自宅に戻り、自家用車で県内を移動して入浴施設を利用したり勤務先にも訪れていたようです。ニュースで病院関係者か市の職員らしい人がマスコミに対して謝罪で頭を下げていました。患者が訪れた入浴施設は300件もの非難の電話がかかってきたらしいですが、本来ならば患者本人が謝罪をするべきだと思います。迷惑を掛けられた側が何故謝らないといけないのか、監督責任と言っても、相手は40代のいい大人ですから責任を取るべきだと思います。病棟の鍵を壊したのは器物損壊ですし、強制的に隔離入院させられているわけなので、そこから脱走したら法を犯している事になるでしょう。タクシーの運転手さんも感染のリスクを負っているわけですから、万が一海外のように、バスの運転手さんがマスクをしていない乗客から新型コロナをうつされて死亡しましたが、同様な事が起きたら殺人罪にも問われます。新型コロナに対して必要以上に大騒ぎすることは無いと思いますが、他人に被害を与えるかもしれない行動は異常としか言いようがないです。こういう行動をすること自体が、正常な判断能力を失っているので病気と言ってよいでしょう。隔離されていた人にも言い分はあるでしょうが、国の税金を使って保護されているのですから、もっと正当な方法で自宅に一時帰宅出来るよう申請したりするべきだと思います。

こういう人がいるから強制的に出来るようになっているのでしょう。やれやれ。

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