月曜の夜、麻布十番での仕事が終わってから車を走らせて温泉街の箱根湯本へ。火曜は休診日なのでこれまたGoToで旅行と思われるかもしれませんが、お仕事です。夜中近く高速を走った後ほとんど対向車の無い寂しい道を進み、指定された旅館に無事行き着けるかやや心配ながらもなんとかなりました。ロビーの受付には2人のおじさまが待機していて遅い時間にもかかわらず対応してくれました。きちんとした夕食を食べそびれて、明日の朝食はきちんと食べようと思っていたのですが、仕事が始まる時間が早くレストランはどこも開いていないとのことで、コンビニも夜中に買っておかないと朝には品薄になって食べ物がなくなっているかもしれないと教えてくださって慌てて買いに行きました。ホテルの温泉は24時間いつでも入れると言われたのですが、2時を回りさすがに疲れていて、服を着たままいつの間にか眠ってしまいました。うとうと数時間寝たらしく、起きたときは5時過ぎていて寝過ごしたかと慌てました。麻布十番のオーガニックショップで購入していたシリアルをコンビニで買った牛乳をかけて軽い朝食を済ませました。頭がはっきりしてくると、せっかくの温泉がもったいなく入ることにしました。温泉の外は少し紅葉した山並みが見えて久々の箱根を少し感じました。10分ほどお湯に浸かってから手早く仕事の準備をして、検診会場に向かいました。密にならないように注意しながら150人ほど診て終わりました。
仕事が終わった時12時を回っていたのでさすがにお腹がすいて、今度はきちんとしたものを食べてやるぞと思い、近くにある蕎麦屋はつ花に行きましたが、軽く30人は並んでいて断念しました。少しヘビーではあるけれどがっつり食べられるほど空腹だったので、ステーキハウス吉池に行きましたがここもいっぱいで1時間待ちとのことで、予約をしてからあたりを散策することにしました。湯元の細い路地は既に車が次々に入り込んできてノロノロ運転状態で、お土産物屋も人がいっぱいでした。一人で来ているのは私くらいで、ほとんどが家族連れや3~10人位のグループで移動していました。秋の紅葉シーズンでもありますから平日でもこの混みようなのでしょうが、正直言ってＧｏＴｏとはいえもっと人が少ないと思っていました。お菓子屋さんの横に設置した喫茶には誰もいなくそこに潜り込み予約の時間まで過ごすことにしました。時間つぶしと思って頼んだお菓子が予想だにしない美味しさだったので、食べた後お土産に買っていきました。1時なってステーキハウスに行き、無事にランチを済ませ、宿泊した旅館からもらった地域共通クーポン券でついでにもう一度温泉に入ることにしました。泊り客が多いのか、日帰りの時間の入浴者は私以外には二人しかいなく、露天風呂をほぼ貸し切り状態で1時間のぼせもせずのんびりと過ごしました。暑くもなく寒くもなく、時間に追われることなく空を見上げて ”この冬にもう一度こられたらなあ” と幸せな気分に浸っていました。
夕方になると道路が渋滞するので名残惜しかったのですが東京に戻ることにしました。居眠り運転をしないよう、近くでコーヒーを一杯飲んでから安全運転を心掛けました。実はここのところ一時停止をしてないと、毎週切符を切られていたので免停になっても困るので、自分にゆっくりゆっくり、と言い聞かせて運転しました。帰宅してテレビを見ると、東京からのＧｏＴｏトラベルの中止がニュースの話題になっていました。数日前にＧｏＴｏイートの抽選券が当選してメールが来たのですが、それも中止で販売が再開されるまで待たないといけないようで、やれやれと思いました。政府は「行け」「食べろ」と言ったかと思うと、「外に出るな」「食べるのを待て」というので、犬の訓練を受けているようです。お座りをしていい子にしていたら、何かご褒美が待っているのでしょうか。それとも年が明けたら「予防接種をしましょう」と番号札を付けられ連れていかれるのではないかとやや心配です。政府の犬かぁ。
