年末が近づいてきてやり忘れている事がないか確認すると、たいていは2,3忘れている事が発覚します。今回は、“ふるさと納税”を忘れていました。今迄、カシミアのショールとか沖縄のあぐー豚を取り寄せたりしていました。今年は何にするかなと思いましたが、とりたててこれといった欲しいものが無いので困りました。ネットで検索しても、食べ物やその土地の癖の強い特産品が多く掲載されていて、是非欲しいというものが無いのです。かと言って申し込まなければ、寄付をすればその場所は潤うし、税金対策になって数千円でゲット出来るのですから勿体ない気がします。
申し込もうとしている私自身が寄付のお返しを期待しているところから本来の目的とは間違っている方向に進んでいるのでしょうが、ふるさととは明らかに関係ないものを扱っている所も多く、これでいいのかな?と疑問に思うことが多いです。
手続きが面倒だと思って、ふるさと納税は始まった当初は申し込みをしませんでした。ネットでの申し込みで手続きが簡単に出来るようセットになっているので、これならと始めました。しかし、同じネットでの記事を読んでみると、このふるさと納税を扱っているサイトが手数料をとって取りまとめているのですが、その手数料を差し引くと、実際のふるさとにはほとんどお金が入らなくて場合によっては赤字になってしまうという事でした。そのことが問題となって返礼品の限度額の注意がなされたようです。
しかしですよ、aiboロボット113万円、訳あり食品の定期便100万円、防災シェルター1億円‼っていうのがあります。1億円の収入があっても納税額は430万円前後ですが、納税額が1億円となると収入は果たしていくらになるのでしょう。まあ企業版ふるさと納税もありますからこの額にも達するのかもしれませんが、ちょっと普通の感覚ではない気がします。他にも、カブトムシというのもあったようで、地場産業と言っても生き物も大丈夫なんて不思議な気がしました。
ふるさと納税に対しての返礼品の法律関係は、
まず法人税法37条「寄付」“任意であり対価がないことが基本”なのですが、抵触しているのではと言われています。
地方税法というのが絡んでいるようで、2019年3月28日に改正されて、返礼品は地場産品且つ寄付額の3割以下、仲介サイトの手数料や送料を含んだ諸経費と返礼品の金額の合計で寄付額の5割以下に限定とされています。しかし、色々な抜け道があるようで、はっきりとはしませんが税金対策として利用されたりしているようです。世の中には頭が良くて法の隙間をすり抜ける人がいますから、今回のコロナでの支援金などでも起こっているようで永遠の闇ですね。多くの新しく設置されたものは不備があったりで突っ込みどころ満載ですね。今回の新型コロナウィルスについてもそうです。戦時中のように混沌として混乱もありますが、平和な日々は物事があまり動かないですが、こういう時代こそ歴史的には大きなチャンスが巡ってくることがあります。躍動的な時間が流れているとも言えます。戦国時代、明治維新、戦後の復興時、と時代は次々に変化しています。歴史的には平穏な日々などは少ないですから、まあ毎日を楽しみながら頑張りましょう。
さて、話は戻りますが、“ふるさと納税“ 何を申し込みましょうかね。ミンクベアというのもありますね。原産地はアメリカ、デンマーク、フィンランドで加工地が紋別市のようです。