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在宅医療

20日付けで、東京都の保健福祉局から在宅医療参入促進セミナーの通知が来ました。

「今般、訪問診療を実施していない診療所医師等に対し、地域における在宅医の役割や在宅医療を取り巻く社会状況等に対する理解を深めてもらうたね。」

などが書かれています。在宅医療で訪問看護は以前定期的にパートで行っていました。

以前厚生労働省より24時間体制で患者に対応するよう通知が来ましたが、休みなくいつでも起きて対応するなど基本無理なので、「何だ?」と通知を受け取った時に思いましたが、後になって医師会が反発して取りやめになったことを聞いてほっとしたと同時に、非常識すぎて腹が立ちました。普通の人が、24時間体制でいつでも呼ばれたら出勤するように言われたら暴動を起こしますよね。医者は労働基準法外なので、それが通ります。お役所というのは本当に帳尻合わせを、端々のものの善意に委ねて平気なので不思議です。もし自分が休みなく24時間365日働かされるとしたらどうなるか想像が出来ないのでしょうか?

医師法第19条第1項では「診療に従事する医師は、診察治療の求めがあった場合、正当な事由がなければ拒んではいけない」という応召義務があります。しかし、例えば精神科に妊婦さんが産気付いて「帝王切開で出産したい。」と受診しても、全くの専門外でその医師が対応することによって患者が不利益を受ける可能性がある場合には患者さんのために断るという事は問題ありません。なので病気になって専門医がいなければたらい回しになるのはこのためです。医者側は万が一、親切心で診て誤診や治療がうまくいかなかったら、最悪の場合亡くなってしまったら、訴訟で訴えられてしまう可能性もあります。昔は医者に診てもらえれば助かるという考えで受信する人が多かったのですが、最近は最高の医療が受けられて当然で、医療スタッフの態度が気に入らなかっただけでクレームや訴訟にまでなるので、「とりあえず診察しましょう。」ということにはならないのです。こうなると、対応してくれる医者不足ということになり、巡り巡って厚生労働省も”365日24時間働いてください。”ということになるのです。

在宅医療について話しましたが、これは現在問題になっている新型コロナウィルス感染症患者さんの診察についても同じことが言えるのです。感染症専門の医師でさえも新型コロナウィルスの治療は確立されていませんので対応をどうしたらよいかというところでまず躓きます。そして、新型コロナウィルスを他の患者さんに感染させないような体制が整っていないことが多いことと、感染するかもしれない自身のリスク、感染すれば命にかかわらないまでも最低2週間は医療に従事出来なくなるというリスク、それら諸々があってどうすればよいのかはっきりとした展望が見いだせないというところでしょう。

とにかく医師側は誠意をもって医療に当たるという気持ちですので、GoToや何らかの事情で新型コロナに感染してしまうのは仕方ないと思っています。政府も経済を回しながら国民を守りたいのです。我々国民は勿論健康で平穏な生活を送りたいのです。今それぞれの言い分を言い合ってバラバラになっている感じです。同じ地球の上にのって、ロケットで月や火星に行かない限り一緒に生活してここで一生を終えるのですから、もっと協力しませんかね。

 

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