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007 ショーン・コネリー バハマに死す

スパイアクション映画007の初代ジェームズボンド役のショーン・コネリー氏が大西洋のバハマの自宅で亡くなりました。私の頭の中には、映画の中で格好よく立ち回るボンドというスパイの姿しか浮かばないので、「えっ?ボンドが死ぬ?」と信じられない感じでした。イタリア人の友人は

「90歳なら死ぬよ。仕方ない。」

と笑うのですが、ファンとしては、ジェームズボンドが死ぬなんてありえないのです。テレビでのニュースやネットでの記事で、バハマの自宅で家族に囲まれて眠るように息を引き取ったと知って、まあ本当に良かったと思いました。

誰もが一度ならず耳にしたことのある007のセンセーショナルな音楽。車、銃、スーツ、お酒と美女、これでもかという位に男性の好きなものをかき集めて作ってしまった映画です。子供心に、映画に出てくるボンドガールを見ながら、こういう美女であれば、こんな男性がどんな時でも窮地を救いに来てくれるのだ「いいなあ、美女は。」と思っていました。しかし、よく考えると実際にはありえない位の危険な目に遭って命からがらに逃げ回っているのですから、良いわけない。見ようによっては、時代もありますが、女性はジェームズボンドへの体の良い貢物となっています。助けてもらえるだけでも良いのですが。

ある海外の統計で、美女は事故などに遭った時に救命率が高いと数字が出ていました。美女の基準も、どういう状況での救命かも詳細は書かれていませんでしたが、成程と思いました。その統計を見て、自分は危ないところには行っちゃあいけない、行くなら自力で戻れる体力を身に着けておかねばと思いました。そこで、一時は握力約60㌔、背筋力120㌔、デットリフト50㌔以上ベンチプレス30㌔以上と鍛えておりました。周囲からはいったい何に向かっているの?と聞かれましたが、ただただ生きのびるための努力として行っていました。今でこそ女性も筋肉を鍛えるのはファッションの一つになっていますが、自分で言うのもなんですがかなりの変人ですね。もし男だったら、アストンマーチンを乗り回し、ボンドスーツを身にまとい、手にはワルサーPPK、手首にはロレックス、夜はマティーニを片手に美女と語らっていたかもしれません。

しかし、現実は感染防止のため、マスクとフェイスシールドを身にまとい、手にはアルコールと手袋、手首には酸素飽和度を測定できるスマートウォッチ、夜はクリニックで抗体検査キットを片手に患者と語らうのです。悪くはないのですが、もう少しどうにかせねばならないと思う今日この頃。

健康診断の季節もそろそろ終盤を迎えましたので、ここらでGoToトラベルでも使おうかと考えているところです。

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