今日の午前中に用事があって、代々木公園の駐車場に車を停めてから公園向かいに行くために横断歩道を渡ろうとすると、私服の警官に止められました。駐車場に行くまでも、なんとなく普通の人じゃない感じの人達が等間隔で街路に立っていたので、何かあるなとは思っていましたが、10分以上も立ち往生とは。むっとしていると、その私服警官が
「後数分で、御用の車が通りますので。」
というので、ああそういう事情なのね、と納得しました。そうするうちに左から黒塗りの車が1台、もう1台、白バイが2機、黒塗り1台、白バイ2機、黒塗り2台、黒塗りバン1台通っていきました。おそらく白バイに囲まれた黒塗りの車がそうなのでしょう。
ネットで調べたら、『天皇皇后陛下が11月1日に創建100年を迎える明治神宮を参拝された』というではありませんか。『午前中、モーニングにマスク姿の天皇陛下が玉串をささげ礼拝され、続いて皇后さまも同様に礼拝した』と書かれていました。
『3月末の仮御所転居後、皇居以外への初めての外出となった上皇ご夫妻....』
とも書いてありまして、あれ?数週間前魚籃坂下の交差点手前でこれまたお目にかかったのです。私はクリニックに出勤途中で、車を運転しながら坂から下っていたところ、黒塗りの車は反対側の対抗車線を通られましたのでちょうど間近で見てしまうことになりました。本日が皇居以外は初めてということは、皇居から高輪にお帰りの時だったのでしょう。なんとまあ。月に1,2回はこのような事がありますので、最近少しづつ外出をされるようになられたという事でしょう。お天気にも恵まれていましたので本当に良かったと思いました。
ニュースであれやこれやとお話がされていますが、やはり1段高いところで存在していただきたいと思います。高輪邸は高松宮様が亡くなられて、誰も使っていなく大きさと場所が良かったというのでしょう。いまだに陸の孤島という感じは守られていて静かではありますが、1車線で更に昔の道で細いので大丈夫かなと心配になります。まあ、私が心配することではありませんが。
出勤して、スタッフに御用車のことを話しましたら
「まあ、先生なんて縁起がいい。良いことがありますよ。」
と言われました。私は皇室の方々の体調や環境を心配していましたがこれって医者としての職業病かもしれません。20代のスタッフは縁起物としてとらえているのだと、成程と思いました。あまりにもしょっちゅう出くわす(もっと適切な言葉がきっとあるのでしょうが)ので、有難い、という感覚が無かったのかもしれません。ここは素直に御利益として受け取りましょう。気持ちの持ちよう、精神は肉体に通じますから。実は、私、神棚を飾っております。両親には馬鹿にされましたが、一応ですね毎朝水は変えて、お米と御塩も定期的に交換しています。勿論、患者さんの治療は神頼みにはしておりませんので安心ください。