相も変わらず、検診の仕事を午前中に行っております。本日は横須賀でした。横須賀中央から歩いて6分という事で、品川駅から電車に乗りましたが、途中人身事故という事で金沢文庫の駅で強制的におろされてしまいました。振り替え輸送の情報が流れるまでプラットフォームに立っていたのですが、一向に情報が流れず焦ってしまいました。歩いている駅員さんを呼び止めて聞くと、逗子まで電車で行ってから振り替えのバスに乗ように、と教えていただきました。時間は余裕持って家を出たのですが思わぬハプニングで遅れそうになりややパニックっていました。しかし思いのほか電車が早く来て逗子までたどり着きました。改札口で振り替え用のバスのチケットを貰うために並んでいると、
「スイカ使用の人は駄目です。そっちにどけて。あっちに行きなさい。」
とぞんざいな扱いを受けました。しかし、一本で行けるはずだったに電車のトラブルでおたおたして困っているのにこの扱い!と少し怒りがこみ上げてきました。なので余計に食い下がって
「横須賀中央に行くにはどうすれば良いのですか?教えていただけませんか?」
と尋ねたのですが、邪魔だと言わんばかりに
「そっちに行って。そういうことは自分で調べて。」
と野良犬のように“しっしっ”と追い払われました。反対側の改札口の駅員さんに同じことを尋ねると
「JR逗子の駅まで行って横須賀駅からバスで移動してください。」
と教えてくれましたが、さっきの酷い扱いは何だったのだろうと、一人悶々としました。朝からこんなスタートでは今日一日思いやられるなあと暗い気分でいましたが、横須賀駅に着いて改札口を出るといきなり正面は海。しかも晴れ渡って透き通る様なブルーの色が虹彩を通して脳の中にサーッと入って来てさっきまでのどんよりした思いを一気に洗浄してくれました。その後は順調にバスに乗れて横須賀中央に辿り着きました。事情を知っている現地スタッフが「大変でしたね。」と笑顔で労ってくださってまだ微かに残存していた朝のダメージを強制終了出来ました。
健康診断は新型コロナのため、密にならない様検診者の間を空けて、診察が済むと椅子とテーブル全部アルコールで拭きます。勿論、医師で全部行います。隣の先生はカーテン越しですが、ほとんどやっていない様でした。義務ではありませんが検診会社側からの要請がありましたので患者さん毎に手袋をしている上でアルコール消毒をしていました。これがどの位効果があるのかはわかりませんが、出来るだけの事はしておきたいという気持ちからです。
検診者の中に何人か消防関係の方がいらっしゃいましたが、驚いたことに年齢に関係なく殆どの人が日に焼けて日頃鍛えているのであろう引き締まった体をしていました。海の男という感じの爽やかで健康的なイメージが好印象でした。当院の患者さんでも高校野球で活躍した人たちが多く消防士になっています。数年前、アメリカから発した消防士のカレンダーが人気を博して話題になった理由が分かりました。折角の良いものは出すべきですね。ひと頃流行ったJMen’sの様なショーまではいらないですが、女性の水着姿ばかりもてはやすのは勿体ないです。男性にも見せる権利をもっと増やすべきかなと思いました。男女が互いに褒め合う、なかなかいいじゃないですか。
医者は、初めて会った人の裸を好むと好まざると関係なく診て触れる仕事です。ここからの素直な感想です。