して先日、銀座のアップルストアに行ってAppleWatch6 をとうとう買いました。機械系は苦手なのですが、買い物も旅行もままならない状況なのでせめて時代についていくためには最新の機械を傍に置いて慣れるしかないと思いました。事前に友人がAppleWatchの機能を説明してくれて、それならと思い切ってお店に行きました。念のために前日お店に電話をしたのですが、予約制ではなく当日お店の前に並ぶということでした。ガラス戸の前にロープが張られて、購入がすでに決定している場合は予約時間が早めに設定されて入店出来るシステムになっていました。店内のテーブルが空くまでに、スタッフが希望の機種を聞いておいて入店するとテーブルに案内されて、と同時にサンプルが試着出来きました。OKサインを出すと、白い箱と白い紙袋が直ぐに用意されてカードにサインすると持ち帰られるという早業。
外での待ち時間15分、店内での所要時間10分。あっという間で、次から次に皆がAppleWatch6を手にして店を出ていました。一緒に行った友人は、
「時計なのに、まるで、ドバイでフェラーリを購入する時のような光景。」
と言っていました。演出も計算しているのでしょう。
リストバンドはマグネットで吸い付くようになっていて、蛇のように手首に絡みつきます。初めは44mmのサイズにしようかと思っていましたが、店の方に女性は40mm位が適しているとアドバイスされました。文字が読めるかどうか心配でしたが、文字は自分で好みの大きさや太さに調整出来るので思いのほか画面の小ささは感じませんでした。普通の腕時計よりも重さがあるので、40mmで良かったと思います。こんな小さな中に全てが収まっているのは感動ものです。肩にかける電話から始まって、折り畳みの携帯が出だしたときには“小さくなったなぁ“と驚いていましたが、テレビが見られるようになったり、メールやネットまで可能になって更に今回のような機能が付いて腕時計サイズとは恐れ入ります。スマホに時計があるので、ここ数年腕時計を着ける習慣がなかったのですが、AppleWatchが音を発したり軽い振動や腕への圧迫で、Lineのメッセージが着いたことやUberEatsが近づいていることを知らせてくれたりしますのでスマホをいちいち見なくても良いという便利さがあります。
中でも今回の肝はやはり酸素飽和度が測定出来ることでしょう。早速測ってみました。通常の腕時計をする位置だと測定不能の場合もあり、手のひらに近いギリギリに付けるほうが測定しやすいようです。測定値がどれだけ正確なのかサチュレーションモニターと比較してみました。3回測定して、サチュレーションモニターでは全部99%でしたが、AppleWatchでは1回目96%、2回目96%、3回目98%と出ました。2回目の測定が終わってからバンドをややきつめにつけると3回目に98%という数値が出ました。思っていたよりもかなり正確です。今後、心電図など医療モニターとしての活用が出来るまでを目指いるようですからおそらくもっと感度が良くなるようにバージョンアップもされていくのでしょう。初めの機種としてはかなりの精度だと思います。ちょっと微笑ましかったのは、AppleWatchの充電器の形状です。初期の聴診器におそらく似せているのでしょう。細部にさりげなくコンセプトを知らせるヒントが含まれているセンスは粋な感じがしました。
私がやっとAppleWatch6に慣れてきている時に、iPhone12の発表がありました。他社も立て続けに5Gの機種を発表しました。同時多発5Gです。AppleWatch6の高性能を知ってしまったからには、iPhone12に手を出してしまいそうです。