女優の北川景子さんが女児を出産されてDAIGOさんがPP(パパ)になられたそうです。直接の知り合いではないですが、おめでとうございます。
このDAIGOさんは竹下元首相のお孫さんだそうで、アルファベットの略語で表現することが御約束みたいですね。
医療の世界も略語がたくさんあります。私の祖父の代はドイツ語やラテン語、父の代は英語が主流で、特に癌患者さんに病名が分からないように隠すための隠語として使っていました。当時は紙カルテにペンで筆記していましたので、かなりの達筆と嫌味を言われる位のぐじゃぐじゃな判別不能に近い表記をわざとしていました。最近はカルテ開示の為に、なるべく日本語で誰が見ても分かるようにパソコンで記載するようにというお達しがありますので医者の書いた字は解読が必要なくらい酷いと言われることは無くなりましたし、略語もあまり使われなくなってきました。しかし、ある拍子に口に出たりします。
代表的な言葉はまず「DM」でしょう。一般的にはDMというと、ダイレクトメール?と思うでしょうが、糖尿病を意味します。Diabetes Mellitus の略で、Diabetesはギリシャ語?のサイフォン(通り過ぎる)という意味で、糖尿病の尿が絶え間なく流れ出す症状を示しています。 Mellitusはラテン語の蜂蜜の意味で、尿が蜂蜜のように甘いという事から来ているようです。
救急の時には、DOAを良く使いました。ただ、このDOAはDead or Alive という死ぬか生きるか、という瀕死の状態を表しているのか、 血圧を上げるための薬であるDopamineドーパミンやDobutamineドブタミンという昇圧剤を用意しろという時のドーパミンの略でDOAなのか迷うことがありました。眼科ではCat。普通に見ると“猫”かな?と思われるかもしれませんが、実は“白内障”を意味します。英語でCataract というのを略しています。隠語でも何でもないですが良く使われる、CTはComputed tomography コンピューター断層撮影、 MRT はMagnetic resonance imaging 磁気共鳴画像 です。
新型コロナウィルスは COVID-19 と表わされて既にご存知な方も多いでしょうが、Corona-virus disease の頭文字を1~2個取ってくっつけて、19は最初にウィルスが発見された2019年を表しています。
そこで、今世の中で使われている略語を探してみました。KYは既に説明するまでもないでしょう。CFというのがありました。“希少動物を助けて 那須どうぶつ王国がCF開始”
ということで、新型コロナウィルスの影響で大幅な収入減に陥り、希少動物の保全活動が困難になっているとして、那須どうぶつ王国は、活動資金をインターネットで募るクラウドファンディングを始めたそうです。CFはクラウドファンディングの略でありました。1000万円を目標に日本ライチョウを野生復帰させるために施設や、コツメカワウソの親子進展痔整備などに充てるようです。その他に、寄付の額に応じて招待券やバードショートレーニングと座学の参加券、動物をデザインしたマスクなど、トナカイの角などの返礼品があるそうです。なんだか楽しそうです。那須はこの前行ったばかりなので、その時に立ち寄ればよかったと思いました。本日、総額543万5000円集まっているようです。それぞれの動物の写真が可愛いです。必見の価値ありです。
さあ今日の締めは「C」 視力測定の時に見る「C」の文字。これは実は、アルファベットのCではありません。ランドルト環と呼びましてスイス人の眼科医エドマンド・ランドルト氏が開発しました。約100年の歴史があります。これは円環全体の直径と円弧の幅と輪の開いている幅が5:1:1と比率が決まっている円なのです。ですので、略語ではなく、視力測定のために切り込みを創った環でした。