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最近、熊が出没するニュースがやたらと多いです。以前鹿の話をしましたが、コロナで人があまり出歩かなくなり野生の動物の行動範囲が広くなってきている事と、猛暑で餌が少なく、コロナで家庭ごみが多くなりそれを嗅ぎつけて寄ってきているというのです。熊は元々人の気配がしたら避けていなくなるのですが、運悪く何かの理由で気が立っていたり(例えば空腹)子熊がいてそれを守ろうとする本能が働いたりすると、人間の力ではとても太刀打ちできません。兎に角万が一出会ってしまったら、慌てず騒がずそっと後退することです。熊の攻撃を防御しつつ持っているものを地面に置いて関心をそらして離れるのが一番です。もし逃げられない状態でしたら、顔と腹部を守るためにうつ伏せになり、首の後ろを手又はリュックなどのもので保護してください。

アメリカに住んでいた頃、確かヨセミテ公園だったかと思いますが、ドライブをしている時に普通に熊が寄って来て車の窓に顔を見せて子犬のように餌をねだります。餌を貰えるのが当然のような感じで催促する姿が可愛くて名物になっていましたが、現在は禁止されているようです。危険なのと生態系を崩してしまうからです。子供心に熊は人懐こくて大人しいものだと思っていました。

ある【BBCNEWS“「置き去り」の子熊「救出」したハイカーに警告”】というニュース(子熊が可愛い)を検索して見ていただけば分かりますが、野生の子熊を保護すると刑事処分に相当することもあるというのです。可愛いとか可哀そうだけでは済まないということが分かっているので、海外では野生の動物に対する対応がかなり厳しく取り決められているのです。

10年位前に北海道の阿寒に行った時の事でした、地元の人が夕食に招待して色々な話をしてくださいまして、私が「御土産物屋でpumaのTシャツかと思ったら、ピューマがやや太った図柄で、よく見たらkumaというブランドだった。」という話がきっかけで熊の話になりました。最近建てられた近所の家は元々熊の獣道だったところなのでしょっちゅう熊が現れる、というか熊が散歩しているというのです。いまのところ熊と家の住人は運よくすれ違っているけれどもいつかは鉢合わせになるだろうから大変だと。地元の人間は獣道なのを知っているから絶対そういう所の家は買わないとか。夜が更けていくうちに、次第におどろおどろしい話に進展していき、昔熊の復讐によって一家惨殺された話などがありました。知能が相当高くて人間の裏をかいて行動するというのです。襲った人間を後でゆっくり食べるために土に埋めておくとかで、夏の幽霊の話よりもぞっとしました。たまに女人禁制の山や時期があったりしますが、女性の場合はある年齢になると月経がありますのでその血の匂いを嗅ぎつけて来るため危険なので、経験的に危険を回避するために禁止していたそうです。男尊女卑という単純なものではなく、先人の知恵だったわけです。

日本では熊本のくまモン、アメリカはディズニーに熊のプーさんをはじめ様々なキャラクターがいます。イギリスはテディベア、パディントン、ロシアは子熊のミーシャときりのないほど多くの愛されキャラが生まれています。愛らしさと恐ろしさを兼ねた不思議な動物です。元々は自然の中でゆったりのんびりと暮らしていたのでしょうが、気候の変動や人間の自然破壊などで追い詰められて本来には望まない行動に出ているのでしょう。人間も同じではありますが。

最後に、熊のお味はいかがでしょう。私は以前「マタギ料理」で熊肉を食べたことがありますが、あまり美味しいとは思いませんでした。北海道にはヒグマの大和煮やみそ煮の缶詰が売られていましたが、ネットで検索すると、熊肉(ヒグマ)クビ、スネ、バラ、ヒレ、骨、などが販売されていてヒレが一番高く、200グラム3,456円消費税込。

骨は500グラム2,500円消費税込。

“限られた猟期の間でしか取引されない大変貴重な天然ヒグマを特別にご用意いたしました。現品限りですのでご容赦ください。”

と書いてあります。どうやらスープ用です。送料1000円。残りあと18個らしいです。買えない値段ではありませんが、この前、実はウサギやワニの肉を料理したばかりです。鹿やイノシシ、雉、ウズラ、鯨は勿論、カエル、ダチョウ、カンガルーなど一通りは食していると思います。ほとんどは冷凍の塊を購入して自分で調理します。ウサギは案外硬くて肉が切りにくくて、ワニは意外と脂身が多いのでこれまた切りにくいのです。味はワニのフライが最近一番のヒットでしょうか。仕事だけでなく食も頑張っております。皆さんもどうぞ。

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