後半の5日目14日金曜。いつもならば朝から千葉の病院で勤務してから、麻布のクリニックに向かうというスケジュールですが、今回はお休みをいただきました。朝定時に起きなくても良いなんて、こんなだらけた生活に慣れてしまって来週から大丈夫なのだろうかと心配になってきます。9月からは健康診断の仕事が既に毎日のように入っていて、朝5時起きで昼過ぎまで仕事をしてから麻布のクリニックに直行というハードスケジュールが待っています。
昼間は床を乾拭きしたりと自宅磨き。アクセサリーをアルコール消毒したり、洋服の染み抜きや、ボタン付けなど普通の主婦と変わりません。ショウガを薄くスライスしてお湯に通してからキッチンペーパーで水分を吸い取り、以前ジャムの瓶を洗ってとっておいた中に蜂蜜と一緒に入れて冷蔵庫に保存。数時間経つとショウガのエキスが蜂蜜に染み出してきて、そのジュースを炭酸水と混ぜると、お手製のジンジャーエールです。スコーンを焼いて、簡単なサラダを作って日中の暑さを部屋の中でやり過ごします。夕方になってから、千葉の新居の状態を確認するためショートドライブ。窓を開けて風を通してドアを開け閉めしました。帰りに豊洲のららぽーとによって今度買い足す電気製品を見て回りました。
開店当時より新しいフロアーも増えたのですがお店も随分入れ代わりがありまして、一番悲しいのはローラアシュレイのお店が無くなってしまったことです。2年ほど前にイオングループがライセンス契約を終了して全国撤退しました。伊藤忠商事が引き継いだのですが、コロナの影響もあり営業不振で本国のローラアシュレイも経営破綻してしまいました。高輪の私の部屋は本国から壁紙を取り寄せて腕利きの職人さんに貼っていただくくらい思い入れのあるブランドだったので寂しいですね。
夏は読書、と本を数冊購入しました。ここ最近時間がなくてあまり本屋には足を向けることがなかったのですが、久々にゆっくり見るとありとあらゆる表紙のデザインがあってまるでお菓子を選ぶような感覚で一つ一つ手に取ってみました。電子書籍というのが主流になってきていますが、やはり紙を手でめくって読み進めるほうが私には合っています。好きな言葉を赤鉛筆で印をつけたりして後で読み返したりしますから気に入った本は必ず購入して本棚に置きます。本棚は10以上あっても収納しきれないので倉庫を借りて置いています。多い時は一か月に100冊以上手にしていたので、本は財産です。
夜帰宅して新しい本を読もうと思っていたのですが、iPadにhuluからメッセージが来ていてつられてしまい、なんと明け方まで「オスマン帝国外伝～愛と欲望のハレム」という海外ドラマを観てしまいました。トルコの海外ドラマを見るのは初めてで、ストーリーはよくあるベタな内容なのですが、衣装やセットが素晴らしく俳優さんがしっかりした演技で飽きさせないのです。患者さんには「画面は1時間したら休みを入れて」と言っていますが、それどころか10時間ぐらいぶっ続けで見ていました。おそらくこの1日で視力は下がっていると思います。
夏休み最終日15日は終戦の玉音放送を聞き昼まで起きていて、それから寝落ちしました。起きると既に夜。まあなんと贅沢な時間の使い方をしたのだと呆れました。
これが6日間の夏休みです。女医の夏休みと題名を打ったので、豪華絢爛なバカンスを想像された方もいらっしゃるかもしれませんが、いつもこんな感じです。休みも通常も変わりはありません。日常の中に非日常が含まれていたり、非日常の中で日常の通りに過ごしたりと境目が案外無いものです。1日1日が大切な記念日です。
