昨日11日に岐阜県の「神明神社」の境内にある天然記念物に指定されている御神木が倒れました。樹齢は1200年を超す杉の木で高さは40m以上、根元の周囲は11m(人間であればメタボですが)、大雨の影響で地盤が緩み根元から倒れました。幸いにもけが人はいなかったもようで、倒木が接触して隣接する住宅の1件の一部が破壊され伝染に引っ掛かり一部で停電が起きました。ネットの写真を見ると、相当昔からの山奥の巨木がまるで人間が気を失ったような様子で横になっていました。1000年以上大丈夫だった木が倒れるということは、この雨は50年ぶりとか何とか言われていますが、実は1000年に1度有るか無いかの豪雨ではないでしょうか。
皮肉にも今回令和で即位されました天皇のライフワークは「水」です。日本は海に囲まれ山や木々が多く水に恵まれている故に良質な水で稲作や衛生管理がしやすいという有利な点があります。しかし一度氾濫すれば大きな力となって人々を脅威に陥れるのです。
これからは水の時代と言われて久しく、中国人のお金持ちの方々は母国が公害で川が汚染されていて酷いため、綺麗な水が湧き出る北海道の土地を買い占めたり、温泉という文化が無いため伊豆の泉源のある土地を購入しているそうです。おむつやブランドものや電化製品だけでなく、マンションや土地、企業まで買って手を広げているのです。日本人はもっと自国の資源や文化がいかに尊いかを自覚して守るべきだと思います。コロナで国外に行き辛くなり、海外の人間に荒らされない今、もう一度改めて自国を守る方法を考えるべきだと思います。
さて話は変わりますが、最近シングルマザーでの事件が多い気がします。離婚が増えているためもありますし、子供を育てる親権となると女性側になることが多いので、収入が少ない上に子育てという大変さが加わって孤独になり誰にも相談が出来ない状態で追い詰められるのではないでしょうか。最近のニュースを見ている方はご存知でしょうが、ある女性は子供を放置して男性に会いに行き、子供を餓死させてしましました。もう一人の女性は子供の見ている前でお腹を刺されて亡くなりました。男性に依存して子供が死ぬまで放置するのは到底おかしいのですが、もし周囲に彼女の生活に関して相談に乗ってくれる人がいたら、例えば子供を預かってくれる人がいたら犯罪は起こらなかったかもしれません。日本は子供を実際に預けるとなると、時間制限があり、連絡帳の記載、持ち物一つづつに名前の記載、着替えの用意、お弁当など本当に面倒です。もし預けられても高額なお金がかかります。そうなると収入も自由な時間も少ない女性はそれをひたすら我慢するしかないのでしょうか。それも一生。たとえ仕事をして子育てを頑張っていても、刺されて死ぬ女性もいます。なんか同じ女性としてやるせないですね。こうして医師として働いている私でさえ日本はまだ男尊女卑がはびこっていて女性が不利な立場にいると感じることが多々あります。まして手に職がない女性は余程しっかりしていないと世の中の餌食になりかねないと思います。事件になった人が特殊ではなく明日は我が身で、いつでもどこでも何かのきっかけがあれば陥ると思います。新型コロナウィルスの問題で世の中が疲弊してストレスを抱えている人が多くなっていますから、女性は特に事件に巻き込まれないように注意したほうが良いと思います。ひと昔、ふた昔前ならば、周囲が見ていて運がよければ危険を察知して守ってくれましたが、最近に至っては警察でさえも守ってはくれません。兎に角孤独にならず、相談相手を作るべきです。シングルマザー同士などの同じ境遇の仲間同士で情報を交換し合ったりと励ましあっていくべきだと思います。よくテレビでの大自然の録画などを見ていると、群れから外れたものが狙われて最後には餌食として食われているでしょ。
私は自衛するために品行方正清廉潔白でいるようにとは思っていません。どんな方法でも良いのです。自分を守ってくれる人間のそばにいることです。
私自身の事ですが、学生時代に同じ大学の先輩と付き合っていました。相手は在日でモデルのようにすらっとして均整の取れた容姿をしていて夢中になっていましたが、互いの親が猛反対していました。でも離れたくなくていつも一緒にいました。ある夜に彼が私の部屋にお泊りをして一緒に寝ていましたが、夜中入口でガチャガチャと音がして目が覚めました。すると玄関のドアが開いていました。幸いチェーンをしていましたが、ペンチのようなものが光っていてビックリしました。彼が飛び起きてドアを開けて外にいた男を追いかけて捕まえました。その男は、私が部屋を借りた不動産会社の人で、会社にあった合鍵を使って夜中部屋に入ろうとしていたのでした。もし一人で、チェーンを掛けずに寝ていたらどうなっていたか想像しただけでもぞっとしました。これだけではなく、ベランダから侵入しようとした輩もいました。こういうことで学生の間に3回引っ越しています。同じ頃、女子医学生が殺された事件がありました。その彼とは結局別の道を歩みことになりましたが、私が実験やバイトで遅くなった時はいつも彼か彼の弟や友人が車で迎えに来てくれていました。
いま、ふと思い返して懐かしく想いました。災害や人種間の問題など色々ありますが、全てを超えて皆が幸せに生きられますように、と願います。