ネットに、“増える「路上飲み」「公園飲み」、立ち飲み感覚の手軽さとマナーの問題”と題が出ていました。確かに最近コンビニの前で普通にスーツを着た人達が、コンビニで買ったつまみとお酒を片手に立ち飲みしているのをよく見かけます。以前であれば、外国人やお金のない学生、ニッカボッカを着た外での仕事に慣れている人達でしたが、男女関係なく気楽におしゃべりをしています。オンライン飲みにも飽きて、店に入る程でもなくという感じなのでしょう。飲みに行く習慣のない私にとってその塩梅は少し分かりかねますが、少しづつ外に出る感覚が戻りつつあるということなのでしょう。
先日、クリニックの診療を終えて事務作業や書類の整理をしていて夜中を回ってしまい、眠い目をこすっての運転は危ないので喝を入れるためにコンビニに帰り寄りました。夕食も食べてなかったのでフライドチキンやプリンとゆで卵を買い足して、店の外に出たら歩きながら食べようと思っていたところ、後ろから
「すみません。」
と3回くらい声が聞えました。初め自分に言われているとは気付かず、次第に
「あれ、私お財布でも落としたかな?いや、チャックでも開いているとか。」
と慌てて振り返りました。1メートル位離れたところに少し酔っているかもしれないイケメン君が缶ビールを手に持って立っていました。どうやら飲み仲間をゲットするためのナンパでした。
「お帰りですか?」
と声を再びかけてきて、コンビニでお酒を買い足してくるから一緒に飲もうという事みたいでした。彼は少し足元がおぼつか無い感じで、既に夜中1時を回っているため私は
「帰るところなので。」
と言うと、
「ですよね。じゃあ明日ここで待ってますから。」
と言われました。が、時間指定はなし。おそらくかなり酔っていて私がカーネルサンダースの着ぐるみを着ていても彼は同じことを言っていたんじゃないかと思いました。
日本は本当に平和です。酔って路上に寝ていても無事ですし、第一路上で飲酒していても逮捕されないですから。これがロスなどの海外であれば警察に逮捕連行されます。なので、ここの住人はバレない様にアルコール含有の飲み物は紙袋で包んで飲んでいます。海外ドラマや映画では、わざとコーラを紙袋に包んで飲んでいるシーンなんかがあります。
映画「バックトゥザフューチャー」の最後の方でデロリアンがタイムスリップをするところを見たホームレス(元市長)がお酒の入った紙袋を片手に「酔っ払いめ。」と言っているところは笑える大好きなシーンです。(酔っ払ってるのはおめーだろ。です)
さて、本日小池知事が
「今は『感染拡大要警戒』の段階にある。」との認識を示しました。陽性感染者は107人で2か月ぶりの100人越えを説明しました。20代、30代が7割を占めて新宿エリアや池袋エリアで多いそうですが、この話の中で一番気になったのは
「検査を多くしたから陽性者数が増えた。」
と言ったところでした。では、検査を制限していた時期の感染者数の少なさは検査をしていなかったからなんですか?と突っ込みたくなりました。どう考えてもそうでしょう。来年のオリンピック開催の為に発表の数を一時的に抑えたとしか思えないんですもん。
これに対して、国立国際医療研究センターの大曲医師は感染状況を分析する上で、3月、4月の当時からは状況が変わったことを強調しました。PCR検査数も1日2000件以上に増えていること、以前は要請になる人がが50代、60代が多かったけれども、今は若者が多く接触歴が不明な新感染者の増加が特徴のようです。この変化で増えていくとすると、4週間後には1日当たり6倍、更に4週後には40倍になると予測されるようです。若い世代は50代、60代よりも重症化しにくいので、患者の年齢が変わるだけで医療の需要が変わるため対応を検討中のようです。
しかし、数が増えれば相対的に感染数しいては発症や死亡数が増えるわけで、なにを気に病んでいるのだろうかと思います。おそらく医療崩壊をしないために防御線を張っているのでしょうが、奥歯に物が挟まった言い方ではなく、もっとはっきりと状況を説明して欲しいですね。“実は相変わらず減っていないので危ない。“と。