オーストラリアに本部を置く「世界経済平和研究所」の2020年度版によると、「世界で最も平和な国ランキング」で1位はアイスランドでした。日本は9位でまずまずです。「世界で最も幸せな国」は1位フィンランドで4位にアイスランド。日本は54位でした。
国境なき記者団での「世界報道自由度ランキング2020」では1位がノルウェーで自由の国と言われる米国は45位(自由じゃないじゃん)、日本は66位(微妙)、中国は177位(まあそうでしょうねえ)でした。
「USニューズ&ワールドレポート」では2020年世界最高の国家ランキングで1位はスイス、日本は3位でアメリカは7位でした。英誌「エコノミスト」が発表した「2019年世界で最も安全な都市」ではなんと、1位東京、3位大阪でした。サイバーセキュリティ、医療健康環境の安全性、インフラの安全性、個人の安全性の4部門を評価しているそうですが、ネット環境はじゃじゃ漏れで、医療も今回新型コロナウィルスの問題で数値的には成功と言われていますが、報道の自由があるのかどうか、第一報道している内容が正しいのかが怪しい点で安全?と疑問に思ってしまいます。インフラは悪くないとして、個人の安全性が世界一ならば、世界は本当に危険なのですね。深夜に女性が歩いても大丈夫ということ自体が、通常は有り得ない事なのですから平和ボケしていると言われますが、最近そんなに安全とも思えない感じが少ししてきています。
さて、6月末で今年もほぼ半分過ぎましたね。昨年の5月に令和の年号になって半年してコロナの問題が起きて年を越してと、1年のサイクルが6か月位で回っているような気がします。とても早く時間が流れている気がするのは脳の老化でしょうかね。
フランスの哲学者ジャネーの法則には
“生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する”
とあります。また
“同じことを繰り返していると時間を早く感じられる”
とか
“心拍数の減少によって時間を早く感じる”
とか
“脳内で合成されるアセチルコリンという神経伝達物質が少なくなると時間を短く感じる”
というデータがあるそうです。ということは、時間を有効に使って長く感じるためには、新しい刺激が良さそうですね。興味のなかった分野の本を読んだり、行ったことのない場所を旅行してみたりと、人でも物でも新たな出会いを求めて行動してみるのが良いと思います。勿論まだコロナの問題がくすぶっていますが、あまりにじっとしていると、身体はエコノミー症候群のリスクが高くなり、脳が退化して時間があっという間に過ぎてしまいます。少し動き始めましょう。世間では7月からは海開きの予定や熱海では花火が再開されたりと急に夏のイベントが目白押しになってきました。まだ病み上がりのような環境ではありますが、注意しながら外に出ていくしかありません。そうしていつの日か、「あれはやはり戦争だったんだね。でも皆で超えてこられてね。」と言える日が来ることを願って新しい未来に向かって歩き続けましょう。