当院でも抗体検査を始めます。塩野義製薬の信用度の高い検査キットをまず100キット押さえることが出来ましたので、ご希望の方はお電話で予約してください。
さて、あらゆる情報に様々なPCR、抗原、抗体検査が記載されていますが、どの検査で何が分かるのかを理解されていますでしょうか?
まずよく議論されている【PCR検査】。受けたくても受けさせてもらえないと話題に上った検査ですが、鼻や喉の奥やつばを拭って、ウィルスの遺伝子を測定します。検査の感度は高くて感染初期でも見つけられますが結果が出るのに6時間ほどかかります。症状が治まって3週間位経ってウィルスの量が減ってしまえば陰性になってしまいます。
【抗原検査】は鼻や喉の奥を拭って検査をします。感度は低いものの約30分で判定が可能です。抗原とは、ウィルスのたんぱく質の部分です。PCR検査よりも劣りはしますが、検査料金が安くて検査結果も直ぐに出ますので、初め新型コロナウィルスが疑われたら抗原検査をして、検査結果が陰性でも感染者との接触歴があったり渡航歴があって症状も感染しているような怪しい場合はPCR検査を追加でするというのが良いかと思います。
【抗体検査】は採血で検査します。ほぼ無症状の人が以前感染していたのかが分かり、感染の全体像を把握することが出来ます。結果は10分で分かります。
そもそも抗体とは何ぞや?と思う人が多いかと思いますので説明しておきます。抗体はウィルスなどで身体が攻撃されたときに防御するための免疫反応によって体内で作られるものです。免疫グロブリンと呼ばれてIgG,IgM,IgA,IgD,IgEの5種類があります。新型コロナウィルスの感染によって、血液とリンパ液に含まれているIgMは初期に放出されるので発症から4~5日で陽性になり、IgGは血液、リンパ液、腹水、脳脊髄液に含まれ免疫グロブリンの約75%を占めて長期体内に残るので2~3週間位で多くなり陽性判定が出ます。
まとめますと、今感染しているかを知るにはPCR検査と抗原検査で、過去に感染していたかを知るには抗体検査がお勧めです。抗体検査のキットも会社によって精度がまちまちで検査をすればよいというものではありません。当院が確保しましたキットは老舗の塩野義製薬のものですからかなり精度は高いと思われます。けれども、正しく検査が出来て抗体検査が陽性であれば
「もう新型コロナにかかって症状もなくて過ごせたのだから大丈夫!」
と安心という訳ではありません。風邪の原因となるヒトコロナウィルスもありますので、簡単に言ってしまえば風邪を引いただけの人でも抗体検査が陽性になることがあります。それに真に陽性であっても再感染のリスクはゼロではありません。また感染するかもしれませんので、あくまでも検査した時点での目安ということになりますのでご注意を。








