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微陽性と陰性の判定

巨人の2選手が2日のPCR検査で陽性判定が出て入院していたそうですが、新型コロナウィルスの遺伝子量は微量で正常値ギリギリの“微陽性”だったようです。4日にはPCR検査で“陰性の判定“となり、野球ファンは胸を撫でおろしました。しかし、二人とも体調に問題なく無症状で味覚と嗅覚の異常もないのですからやはりプロ野球選手レベルの体力や免疫力は通常の人ではありえないレベルなのでしょう。

しかし、他の記事で坂本選手は今年1,2月にインフルエンザB,A型に立て続けに感染して体調管理にはいっそうの注意を払っていたという事ですから、ウィルスに感染しない強靭な身体ではなく、野球選手によくありがちな夜の街に繰り出していたということもなく、と何処から感染したのか謎だらけのミステリーなのです。このことから、症状がなくウィルスを持っている“無症候病原体保有者”はどこにでもいる可能性が高く、もしかしたら自分もそうかもしれないということです。

 

新型コロナウィルスに感染した初期の数日後はIgMという抗体が出て、2週間前後するとIgGという抗体が出てきます。抗体検査ではIgG抗体が一定以上出てきたら免疫を持っていることになります。微陽性はIgG抗体が検出されるという事でしょう。ある文面には2選手が感染してからしばらくたっているとの記述がありましたので、検査ではIgM抗体が陰性でIgG抗体が陽性だったと考えられます。本人の自覚なくいつの間にか新型コロナの免疫が出来ていたということになりますね。ただこの結果は新型コロナに感染を絶対しないという保証はありません。

あと気になるのが、抗体検査の中には一定数の検体を用いて評価した感度や特異度のデータが明らかでなく、性能が怪しいものもあるという事です。国内では5月中旬の時点では厚生労働省から体外診断薬として承認された抗体検査はまだありません。したがって、検査は自由診療でのみ医師の判断で可能になります。

検査をして自分がどうなのかを知ってみたいような、知らないでいいような、検査しても正確には分からないというので、やはり悩みますね。なんだか恋愛で相手の気持ちがどうなのか考えているような感覚で非常に悩ましいです。

今日も「東京アラート」を出しているようです。4日の感染者数28人のうち23人が10代から30代の若い世代に占められていたようです。ニュースでは新宿のホストが原因のような事を言っていました。そうそう、最近六本木のホストやバーテンダーから「何でもするから」というヘルプラインがよく来ます。私はそういうところは興味が無いので遊ばないのですが、コロナが深刻化する前に六本木にお店を経営している友人のバースデーパーティに参加して、使い慣れていないスマホにいつの間にかラインを登録されていたのです。“何でも”とは意味深ですが、それほど生活がひっ迫しているのでしょう。

「じゃあ、2日間数人を借り切って、ちょっと大変だけど…………引越しの手伝いをしてもらえるかしら?」と聞いてみましょうかね。キッチンにあるワイングラスは丁寧に扱って梱包してくれそうですから。でもその前にやはり検査を受けてもらいましょうか。

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