昨日2日東京都の新型コロナウィルスの感染者が34人報告されたため、感染再拡大の兆候がある場合に警告する「東京アラート」が初めて警告されました。私はちょうど車を運転していて行きはレインボーブリッジが七色でしたが、帰りは血のように真っ赤になっていて〔何事が起きた?〕とビックリしました。真っ赤な橋を通過する時正直言って怖かったです。東京タワーの温かみのある赤色とは明らかに異なる不気味さを感じました。好きな色ではありませんでしたが、意図することを伝えるには効果は抜群だと思います。
これから何回この赤いレインボーブリッジがお目見えするのでしょうか。北九州は第2波が押し寄せているようです。ある占いによると、今年は200年に1度の次の時代にシフトする年で「風の時代」になるそうです。奇しくも〈風→風邪→コロナ〉となってしまい、野生への回帰をするということみたいです。今回のウィルスの世界的流行の「パンデミック」の言葉は「パーン」;山羊の角と脚をもつギリシャ神話の牧羊神パーンが生まれた時に皆を喜ばせたことから「みんな」という意味があり、「デミック」はギリシャ語で「デモス」で「人々」または「悪魔」という意味があるそうです。パーンは怪物に驚いて川にはまって上半身は人のままで下半身は魚になるという二律背反で「パニック」という語源になったとか。星回りとしてこの「パーン」が強調されているようです。あと、「パーン」関連でもう一つ連想されるものとして「パンドラ」。ドラは「ドーラ」で贈り物という意味で、みんなへの贈り物、すなわち最後に残るのが「希望」らしいです。
今回前半は「アラート」に「パンドラ」と少し怖いお話をしましたので、後半はお口直しに医療雑誌から可愛い話を引用して締めますね。
「犬の目」(三代目桂米朝)
一面に雲がかかっているので困った男が医者に駆け込むと、医者は「これはもう手遅れ。」と言い「目玉をくり抜いて薬液に漬けておくしかない。」と眼球を引っこ抜いた。その後元に戻そうとするが、薬に漬け過ぎてふやけてしまったので上手くいかない。少し陰干しにしてからと助手に縁側に干しておくように命じたが、しばらくして助手が「目が見えなくなりました」と告げてきた。「今度はお前も患者か?」「いえ、干していた目がなくなってしまいました。」と。庭先を見ると犬がいて「あいつが食べてしまったな。」と犬を捕らえて目玉を引き抜いた。その後、患者の男に犬の目をはめ込んだ。二日後、患者が再来して喜んで言った。「何でもよく見えます。以前よりも遠くまで見え、夜も明るく見えます。でも、一つ困ったことが。電信柱を見ると小便がしたくなるんです。」と。
まあ、古典的なおちですが、これも少し怖かったかな。少し前にハリウッドの映画で「The eye」だったと思いますが、角膜を移植したら角膜ドナーの記憶が映像として見えてしまうサスペンスがありました。実際にも角膜や心臓移植で移植された人にドナーの記憶が引き継がれるという現象があるようです。将来解明されるといいですね。