院長ブログ

“アフター・コロナ”“ウィズ・コロナ”

コロナによって世界は明らかに大きな変化がありました。

一昨日のニュースで小池知事が「“ウィズ コロナ”コロナと共に生きていく。」とお話になっていました。要するに、コロナの問題が完全にはなくならないので皆さん妥協しましょう、ということです。

当院も緊急事態宣言が解除されると同時に患者さんが前ほどではないですが、戻ってこられました。患者さんほとんどの方が、「まだ油断できない。」「会社が危ない。」「戦後以来の痛手を負った。」と不安を訴えていらっしゃいます。先行きが見えないからと必要以上に悲観してしまっている方もいらっしゃいますが、自身で不安を増大させないで欲しいとアドバイスしたいです。この世の中は有史からもその前からも危険や不安は多くありました。猛獣にいつ襲われるか、食べ物にいつありつけるかという基本的な悩みから、事業が失敗するのではとか、恋愛がうまくいかないのではとか、あらゆる悩みはどんな状況においても出てきます。不安は想像の産物であって現実に起こっている事ではありません。

少し前の時代は、目に見えるもの、大きな家や車を持っているとか学歴が高いとかで幸せとか豊かかどうかの判断をすることが多かったですが、徐々に見えないもの、例えば情報や人脈、その時の時代を察知する能力などへと移行しています。富の象徴だったお金でさえも貨幣やお札という姿からカードやスマホでの決済になって、ビットコインのような仮想通貨まで出現して姿が無くなってきています。あらゆる種類の貨幣があり、それを両替する手数料が商売になっていて、貨幣のレートの変動でもお金のやり取りがなされていますがユーロ(euro)やアメロ(amero)やアキュ(acu)などの共通貨幣が主流になってくるとどうでしょうか。今まであったビジネスが不要になり新たなビジネスが生まれてきます。全てが流動的で不確かで直ぐに変化しています。

生きるということにおいて、様々なツールは必要ですが必要最小限で大丈夫ですね。有り余る選択の余地ははかえって判断を鈍らせてしまいますし迷う時間も勿体ないです。我々の命は無限の時間を持っているわけではありません。良過ぎず悪過ぎずのいい塩梅を瞬時に選択する力、これが一番現代で必要なものだと思いませんか。医療も数多くの薬があり過ぎるような気もします。治療にお金がかかっているというよりも無駄が多すぎて医療費が上がっているとも言えます。これに対しても各自が“自分がどういう人間なのか、何が必要なのか”を知っておくことが大切でしょう。これがなかなか難しいですね。いわば悟りにも近いです。もうすぐ西洋医学が中心で薬を大量に使用して体を維持するという社会が変わるでしょう。

おそらくですが、これから東洋発信の“悟り”が多くの人々に受け入れられると思います。“病は気から“とよく言われますが、病気を手術や薬でむやみに治療していこうという流れは変わってくるでしょう。経済も医療も人種や宗教を超えて自然体へ一体化しようとする動きが出てくると思います。

コロナというウィルスはクオモNY州知事が述べた、

“国境も人種も貧富の差も全て超えて驚異的に人類を等しくするもの”

という言葉が象徴するように、アフター・コロナであらゆるものがひとつに統合されるように向かっていくでしょう。イギリスはEUから脱退、トランプ大統領はWHOから脱退する意向を表明していますが、これは単なるパフォーマンスであると思います。いづれにしても世界経済の傾きからいっても、互いに協力せざる得ない状態でしょう。

“アフター・コロナ”とはいってもコロナ問題が解決しているのではなく、これから出てくる問題に次々と対処してゆかなければなりません。アフリカ大陸北洋部や中東ではサバクトビバッタによる大規模な農作物の被害が起きています。これはウィルスと違って見えますが、でも小さなものの集団です。バッタは晩夏から初秋に5日ごと100個近くの卵を産み翌年の春に孵化しますので勢いがつけば急激に増えて被災国で多くの人が飢餓状態に陥る可能性があります。

実際に、ギネスに登録されているアルバート大群は1875年に12兆5千億匹で約51万平方㎞(日本全国土の1.3倍以上)にわたり太陽を5日間隠し、数時間で1年分の農作物を食べつくした、と言われています。しかし、このロッキートビバッタは何故か30年も経たずに絶滅しています。この被害を未然に防ぐために中国はパキスタンからバッタの侵入を防ぐために10万羽のアヒル軍団を国境付近に配備することを予定していました。

アヒルは1羽で200匹のバッタを食べて(ニワトリは70匹)、集団行動が得意で生命力、エサを探す能力、耐寒能力に優れているそうです。(そんなに優秀とは知らなかったです。ガーガーとかなりうるさいだけの奴らだと思っていました) 作戦終了後に退役したアヒルは食卓に上がってご馳走にもなるとされています。(これはちょっと人道的、鳥道的にいただけないなと思いますが) 2000年に新疆ウイグル自治区で発生した時もアヒル10万羽が派兵されバッタを根絶した実績もあるため計画されていたそうですが、今回の派遣される場所が砂漠地帯のため水がなく中止になったようです。武漢ウィルスにだけ対応しているのかと思いましたが中国も香港に対してや色々と大変ですね。薬剤を撒いたり暴力的でないのが意外でした。思ったよりもナチュラル派なのでほっとしますね。お隣さんでコロナの問題があったとしても仲良くもしていかないといけないので、こういう一面もあると知っておきたいですね。

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