少々前に、新型コロナウィルスがパンデミックとなり、深刻さが増したときの2月あたりから「アマビエ」なるものに“疫病退散の御利益がある“と広まりイラストが売れたり、アマビエらしき形をした和菓子が販売されたりしていました。ウキペディアで検索すると、江戸時代後期1846年肥後国、今の熊本県に出現して
「……疫病も流行したら、私の姿を描きうつした絵を人々に早々に見せよ。」
と言ったそうで、まあなんというか、妖怪らしいですがナルシストチックなお方ですね。でも、姿を描いた瓦版を見ると、はて?なんだ?くちばしに鱗に長い髪、脚短いし、かっこいいとは勿論可愛いともいえない様相に唸ってしまいました。天保(1831~1845年)・安政(1855~1860年)・明治(1868~1912年)に続いて4回目の流行らしいですが、よくも復活しましたね。ファッションも何年かのサイクルで巡ってきますので、100年ぶりですか。お世辞にもインスタ映えするような容姿ではありませんが、ご利益があるのならば良しとしましょう。
外見ばかり指摘して申し訳ないのですが、人間様の世間はこの新型コロナでの自粛で人にあまり会わないという事を逆手にとって、「今のうちに!」と美容形成が流行っているようです。確かに、1~2か月ブランクがあれば、変わったのも気づかれないかもしれませんし、第一、手術後の内出血などが落ち着くまでわざわざ休みを取ってとか不自然な行動を他人に気づかれないのでうってつけですね。当院も手術はしていませんが、レーザーでの顔、体のシミ取りや顔の引き締め、ボトックス注射でのしわ取りや小顔、肩こり、脚痩せ、痩せるための飲み薬と注射をサポートしています。以前大手美容外科の非常勤で勤務をしていまして自身の必要にも駆られてクリニックに取り入れています。私は3か月で10キロ以上痩せました。現在はパーソナルトレーナーについて全身の筋肉のバランスがとれるように調整をしています。体重が10キロ以上落ちると流石に分かるらしく、通院されている患者さんから「顔が小さくなった。」とよく言われます。意外にも男性の患者さんからも減量の相談があり10キロ以上痩せていただきました。
5月の中旬から以前の患者さんが戻ってこられていまして、「コロナ太りをしました。」とダイエットの相談を受けるようになりました。生命の危険を感じる時はダイエットなど言っていられないのですが、こういう患者さんが来られるということはコロナも収束し始めたのかなという感じです。
私が個人的にお願いしているトレーナーさんの中にはムスリムで、つまりイスラム教徒のラマダン(断食)中の人がいます。数日前にラインでもうすぐラマダンが終わると連絡がありました。たまにフォトモデルも頼まれるというかなりストイックに体型を維持している人なので、久々に会ったらそうとう絞られそうです。
自粛でじっと家に居て人に会えないのも苦痛ですが、解除されて人に会わないといけないのもややプレッシャーがかかりますね。