今春の選抜大会が史上初の中止になってから数か月、やはり今夏の全国高校野球選手権大会、甲子園の中止が現実のものとなりました。選手や関係者の安全と健康を最優先した判断のためとはいえ非常に残念です。春の甲子園の時もある高校の監督さんが「今年の開催は難しいかもしれない。」と心配されていましたのを思い出し、再度こうなってしまい心が痛かったです。というのは私のクリニックはプロの野球選手はもとより監督やコーチ、高校野球チームやその関係者が患者さんに多いからです。通院している出場校が春夏同時に優勝したり、その中から多い時はドラフトに6名指名されてプロになったりしましたので、今回の中止であらゆる人の将来が変わってしまったと感じとても心配です。やはり甲子園の地に立つというのは球児の夢ですし、それが実現することによって就職にまで影響するのですから春夏の消滅は今年が最後である3年生などは本当に落胆したと思います。何か救済の方法は無いものでしょうか。勿論野球だけに限らずオリンピックはもとより他の選手もですが。
しかし、こう言っている私自身実は野球に全く詳しくなく、10数年前プロの選手に“
“ボールを打ったら右に走るのを知らない?”と大笑いされたくらいです。
また、通院されていた高校野球の生徒が「来週関西に行くのでコンタクトレンズが必要で。」と言ってるのを(修学旅行でも行くのかな)と思っていて、次の週にクリニックのスタッフが
「先生、選抜にあの生徒さんがテレビに映っていますよ。」と教えてくれて見ると、甲子園に出場して優勝していたという具合でした。
あれから何年も経って、プロとして国内や海外で活躍したり、監督やコーチになられたり、警察官、自衛官、消防士、その中には更にスナイパーなどの特別勤務までこなす方までいまして身体能力が優れていなければ就けない職業に多くの方が従事しています。ある日、定期検査で生徒さんが自衛官の真っ白な制服制帽を着用してお父様といらしたときは本当に感無量でした。自衛隊が軍隊としてなりえるのかという難しい論争が勃発している時期でしたので、お国のために働くとはいえくれぐれも自身の身体を大切に幸せな人生を歩んでほしいと願わなくはないでした。
ところで、私の友人はこのそうそうたるメンバーを知って一言、
「もし銀行強盗や火事に巻き込まれたら助けてもらえるね。」と。
考えもしなかったシチュエーションでしたが、万が一ということもありますね。そうなったら、救助してもらうために、自分のデータを申告しなければならないと思うので、元生徒さんたちが
「えっ。こんなに体重あるの。このロープの太さじゃ足りないな。」とか
「乱視の矯正が少し甘くてぶれて見えるから、先生を間違えて撃ちそうだ。」とか
「子供と女性で若い方から救助だから、う~ん。悪いけど後回しだな。」とか
言ってたらどうしよう~。と勝手に想像して慌てました。銀行もオンラインを申し込んで在宅で出来るようにして、不要不急の外出は控えるようにするべきですね。