ここのところ天気が良くて夏の花粉症が始まっているようです。夏の代表的な原因の植物は主にイネ科でカモガヤ、ハルガヤ、ホソムギ、オオアワガエリ、ギョウギシバ、アシなどです。アシ以外はほとんどが1mに満たない背丈なので群生していないと見つけにくいかもしれません。スギ花粉の時期は新型コロナで大騒ぎでそれどころではなかったのと外出を控えていたためか、訴えがあまりありませんでしたが、いつもの患者さんが結構来院されています。
20℃くらいの肌寒い日もあれば、30℃近い夏日もあって身体が追いついていかないですね。衣替えもいい加減になって、まだセーターも片付けていません。実は衣類はクリーニングをしてから倉庫に預かってくれる会社と契約していまして今回のコロナで4月に戻ってくるはずの衣類が止まったままで届いていませんので、自動的に冬物とわずかな薄物でしのいでいます。しかし、外の植物は次々に衣替えをしています。今日は「聖火」という名前のバラが咲き始めました。一昨年に東京オリンピックが決定して苗を購入しました。苗がまだ未熟な時に花を咲かせてしまうと弱ってしまい上手く育たないので、苗がうちにやって来た年と昨年もつぼみを千切って咲かせずに大切に育ててきました。今年、オリンピックが延期になってしまい今年も咲かせずに来年まで待とうかなとは思ったのですが、樹高も1m近くになったので一度花を見てみたいと思いそのままにしておきました。購入する前にネットで見たきつい赤色とは違って、本当に炎が揺らめいているように花弁の上が赤色で中間からグラデーションで下の中心部が白い美しい花です。この品種は1964年10月10日東京オリンピックにちなんで京成バラ園芸がバラ第一号品種として発表したものです。開花に連れて紅色が全体を覆うように花色が変化します。オリンピックの聖火台に炎がともる様子をイメージしたようです。今年はこの花で心に灯をともして頑張りましょうか。
毎朝庭に出てバラの花の香を楽しむのが習慣になっています。新型コロナウィルスの変わった病状としては前にも述べましたが、嗅覚と味覚異常です。朝甘い香りを嗅げたらひとまず安心です。今日のAFPBBNewsより嗅覚と味覚の喪失は比較的軽症者に多いとありました。あれっ?であれば、嗅覚や味覚、無い方が安心できるのでしょうか。