ネットで “今夜は「きぼう(ⅠSS)が見られる……」と書いてあり、殺伐としたニュースばかりが続いている中、目が惹きつけられました。でもその後にある(ⅠSS)は何?と疑問に思いました。よくよく読んでみると、「きぼう」という名の国際宇宙ステーション(ⅠSSはinternational space stationの略)が今晩19:55~20:00頃日本の上空を通過するので東京は北北西の方向に見られるという意味でした。実物はサッカー場位の大きさだそうですが、明るい星のような光で飛行機よりも速めのスピードで流れていくように肉眼で見えるようです。
この宇宙ステーションは日本、アメリカ、カナダ、欧州諸国、ロシアと計15か国が協力して1988年から2011年にかけて組み立てられました。2011年というとこの年の7月にスペースシャトルが退役しました。あれから約10年。地上から約278~460㎞上空を保ちながら地球を約90分で一周して様々な実験をしているようです。費用は1兆円とも15兆円とも言われていまして、2016年終了が2024年まで延長になりました。将来宇宙で生活するためとか、他の惑星に移住する為の準備とかも言われていましたが、一般人にはまだ遠い世界です。
ある預言者によるとこの先、コロナよりも更に狂暴なウィルスが蔓延するそうです。
これからはパンデミックの時お金持ちは田舎や島ではなく他の惑星に避難することもあるかもしれません。そうなれば費用対価としてある程度の意味はありますが、かなりの投資をしている割には恩恵が少ないですね。アベノマスクはまだ自宅に届いたりしますが、宇宙からはまだ何も届いてないです。多少天気予報は精度が高くなってはいますが、命を守る程の成果は上げていません。ロマンがあると言えばそうですが目の前に迫っている事と比較してなんだかなあと思います。自宅での自粛が続いている夜、「きぼう」を見上げて星に願いをかけますか。
ところで、“星に名前をつけるギフト”というのを御存知でしょうか。オーストラリアのスプリングブルック天文台(Springbrook Research Observatory)と独占契約して、星に名前をつけて大切な人に贈るサービスをしています。ネーミングギフトは1万2千円で、まあ手が届く範囲の価格です。色々な星座から選ぶことが出来て、希望者はスプリングブルック天文台の星を観察するスターナイトツアーに参加して自分の星を実際に観ることが出来ます。以前、月に土地を買うというのもどこかの会社がしていましたが、所有権は大丈夫なのでしょうか?固定資産税や毎月の管理費、修繕積立金はとりあえずかからないようです。管理会社からの定期的な理事会があるというのも記載されていないので一先ず大丈夫でしょう。
大人になると、ロマンティックな事ばかりで浮かれていられません。所有するとなると色々と複雑に考えてしまいます。もし売却することになったり贈与することになったら税金がかかるのかとか、名義変更はややこしくないのかとか。月や星の賃貸もプランがないのでしょうか。選択の範囲を広げてもらえれば助かりますね。いや、やはり見ているだけでいい気がします。