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レムデシビル

抗ウィルス剤の「レムデシビル」が今夜にも新型コロナウィルスの治療薬として国内で初めて承認されるようです。アメリカのギリアド・サイエンシズ製薬会社がエボラ出血熱の治療目的で開発した薬でウィルスの増殖を抑える効果があるようです。新型インフルエンザの治療薬の「アビガン」ももうすぐ承認されるようです。

さらに関節リウマチの治療薬の「アクテムラ」も治験が始まり有効性や安全性などを評価されるようで、抗寄生虫薬「イベルメクチン」も死亡率を下げる効果があったと治療薬として候補に挙がっています。続々と薬の候補が最近は具体的に名乗りを挙げていますね。

また、ワクチンもアメリカでの大手製薬会社ファイザーが開発中で9月の緊急使用許可を目指しているとのことです。

今回のコロナで日本の政府の承認は少なくとも半年はかかったのが異例の短期間で行われました。背に腹は代えられない状況であったということもありますが、やればできるじゃん、です。勿論安全を考慮して何でもすぐに承認すれば良いというものではありませんが新型コロナウィルスで日本も何かが変わりました。コロナだけでなく癌など他の病気でも良い薬が承認されるといいですね。今迄の常識が破られるというのは面白いことが起きる可能性を秘めています。

特に今日面白いなと感じたのは、抗寄生虫薬の「イベルメクチン」です。これは数十年前に開発された古い薬です。寄生虫の薬まで何故試したんだろう?と思いました。

(約2000種類の既存薬から効果を見込めるものを選び出したり薬を組み合わせたりしているようです)

この薬は2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した大村智北里大特別栄誉教授がゴルフが好きでゴルフ場の土の中からみつけた細菌が生成する物質をもとに作られた薬で、失明をしてしまうオンコセルカ症や皮膚が硬くなるフィラリア症などに効果があるようです。でも初めは人間用には考えられていなかったようなのでよくぞ新型コロナウィルスの治療薬として挙がってきたと思います。今回のコロナで人工呼吸器を必要とした患者のうち、イベルメクチンを使わなかった患者は死亡率が21.3%で使った患者は7.3%と約3分の1にとどまっていたそうです。患者全体では、イベルメクチンを使用していない時の死亡率が8.5%で、使用した時の死亡率が1.4%と明らかに6倍もの違いがあるそうです。勿論検証はまだ始まったばかりですが、可能性があるということは良いことです。一つでも成功体験があればヒトはそれに希望を見出して進んでいけるからです。

今日東京都の感染者数は4日連続で2桁と発表がありました。通常の連休が明けたこともあって、外はまるで緊急事態宣言が終わったように人や車が行き来して元に戻ったかのような賑わいでした。この動きはもう止められないでしょうね。もう皆おそらく自己責任で動き始めると思います。未来は自分で創るもの。成功も失敗も全て承知の上で世界はまた活動を始めました。

今夜は満月。花が咲き乱れる月なので特別に「フラワームーン」と呼ぶそうです。お月様も少し微笑んでいるような、そんな気がしたのは私だけでしょうか?

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