つい先日、ニュースでオリンピックを目指している選手がウーバーイーツで働いていると話題になりました。スポンサーからの支援が難しくなり収入が途絶えてのことだそうです。交通事故の危険性を除外すれば身体を動かすトレーニングも兼ねられるのでなかなか良い選択だと思いました。月に40万も稼ぐ人もいるそうで頑張って欲しいです。
私も時々ウーバーイーツを利用しています。診療の合間にコンビニへコーヒーを買いに行ったときにスタッフから「先生、わざわざ買いに行かなくてもスマホでオーダー出来ますよ。」と教えてもらいました。便利ではありますが、たまに配達員が日本語の通じない外国人だったりで道に迷ってラインで何度も連絡のやり取りをして配達予定時間が当初30分だったのが1時間45分かかったこともありました。日本に来て2日目でいい度胸しているなと思いました。
道を歩いていると、知り合いの看護師さんが自転車で目の前を通り過ぎようとしました。荷台には黒い箱にUberEatsと白と緑でプリントされていて
「あれ?ウーバーイーツでバイトしてるの?」
と私は彼女に声を掛けました。
「そう。面白いでしょ。」
と言いながら立ち止まって、ウーバーイーツの簡単なシステムを説明してくれました。
ウーバーイーツで働いている人達は個人事業主という立場で営業しているそうです。初めに徒歩とか自転車、バイクなどどういう方法で運ぶかを選択してスマホで仕事を受けます。配達にかかるものは自前なのでガソリン代のかからない自転車を選ぶ人が多いとか。申請は難しくなく明日からでも自分の開いている時間に出来るそうです。
「あっ、仕事が入ったみたいだから行ってくるわ。」
とスマホをチェックしながら彼女は颯爽と去っていきました。
ここ最近は初夏の気持ちよい天気が続いていますので、通りを見ると歩いている人も少ないせいかUberEatsのスタッフが目立ちます。自転車を選ぶのはある程度身体に自信があっての事だと思いますので、かなりの高確率でアスリート並みの脚の長い引き締まった体格をしている人を見かけます。昨今の筋肉ブーム。消防士さんや引っ越し男子に人気があるようですからUberEatsも人気の仲間入りをするかもしれませんね。
AIが注目されている時代に身体を張って仕事をする人達が注目されるのは面白い現象です。
ところで、新型コロナウィルスの問題が浮上する直前までAIのニュースが多かった記憶がありますが、今頃どうしているのでしょうか。おそらくコロナの治療薬の研究で駆り出されていて頭を痛めているでしょうが、トンと噂を耳にしません。医師のマスクや防護服が足りないとか、PCR検査をどうのこうのと人海戦術ばかりが話題になっています。こういうときこそAIやドローンやロボットなど感染リスクに関係ない機械に頼りたいところです。
今回の事も直ぐには終息しないようですしまた新たな天災も起こるでしょうから、良い教訓としてどれだけヒトから代替え出来るのかリサーチするのが良いと思いませんか。
海外では住宅事情も違いますので同じようにはいかないでしょうが、ロボットがお買い物をして運んでいました。通りで人が歩いているとちゃんと後ろで待っていたりとなかなか賢い様子を見せていました。感染したくないからと恐竜の着ぐるみを着て外にゴミを捨てに行って通報されお巡りさんに捕まっていた人がいましたが、そういう無理をしないでもいいように予めいざとなったらどうするべきかを考えておくのが良いと思いますね。