30年来の友人とラインで話題を交換していたら、
「スーパーから小麦粉やバターが無くなってない?」
と聞かれました。近くの成城石井で確認するとオーガニックのパウダーやハワイのパンケーキの素なんかを何種類も並べていて、1個2000円もするバターは売れないのか賞味期限近くて20%引きの赤いシールが貼られていくつもありました。他のスーパーも程よく品が揃えられていて普段と変わりはありませんでした。港区はどうやらお菓子作りをする人は少ないようです。その反面、浮世離れした何十万もするワインや何十種類ものチーズが置いてあります。
友人の住んでいるところは郊外の新興住宅地で、今の外出自粛もおそらく家族で過ごしているのでしょう。そうなると母親は、テレワークになって自宅にいる主人と学校が休みの子供たちにいつもより多くの食事を用意しなければなりません。ついでにケーキも作ろうかとなるのでしょうか?
ネットで調べてみると、お菓子というよりはパン作りが流行っているようです。私も以前お料理教室に通ってパンをこねた経験がありますが、あれって結構力が要ります。運動不足だといいストレス解消になるかもしれません。それにこねたものが発酵するまで待たなければいけないので時間がないと出来ません。適度な時間が来たらたねをつつっいてみるのですが、室温などの関係でもう少し時間をおかなければいけなかったりと限られた時間しかなかったらイライラするだけで楽しめません。自宅にいる時間が長く、その時間を有効に使えるものとして流行っているのでしょう。YouTubeを検索すると、自宅でのストレッチや料理のサイトが多いこと。
今朝はテレビである男性芸能人が豚骨ラーメン作りに挑戦していました。だしをとるところから始まるのですが時間のかかることこの上なくビデオが早回しになっていました。通常はやらないことをコロナをきっかけにやってみようと思ったらしいです。
皆持て余した時間をどう使うか色々と工夫しているようですね。料理は時間と科学の知識と見た目の芸術、その上に味と栄養素という人間が生きる上で欠かせないものが全て含まれています。これが熱心にネット上で論じられているということは、皆生きることに熱意を持っているという事でしょう。
あらゆるレストランが夜中まで、中には24時間いつでも何でも食べられる生活から突然夜8時で切り上げ、店の数も減って、コンビニも夜中には開いてなかったりという状態。
でも、昔はこうだったのです。単に店が増えて、開いている時間がやたらと長くなりいつでも開いているのが当たり前になって、バターにしても何種類もの中から選ぶということが日常化してしまっていたのでした。そうして期限が切れたら捨てる。日本が一番食品の廃棄率が高いのはご存じでしょうか?これは異常だと思っている人も多かったのでしょう。数日前よりコンビニで期限近いものは割引で販売するとニュースでやっていました。
コロナの問題で品薄になり、今迄口にしていた食べ物が如何に貴重なのかをやっと気づき始めたのでしょうか。限られた資源、人や物はもっと有効に活用されて無駄を少なくして平等に恩恵を受けられるようにするべきです。今回のコロナは人工的に作られたものだという噂もありますが、地球上で起きたことです。神様が大昔、大洪水を起こしたと同じように、何かの警告かもしれません。
今は辛いかもしれませんが、これを教訓にして何かを学ぶべきだと思います。