院長ブログ

コロナ世代

ここ数日コロナでの悲惨なニュースばかりで疲れてしまいますね。

今日はちょっといい話をします。

当院はオルソケラトロジーという近視の矯正治療を専門で行っていますが、その患者さんで10年近く通っていらっしゃるA子さんとの会話です。

小学校の頃からの姿を知っていますので、最近は大人っぽくなったなあと思っていたら

「先生、この春私一人暮らしを始めるんです。コロナで引っ越しが少し遅くなってこれからなんですが。」

と彼女が言いました。その言葉がきっかけで、他に患者さんもいなくて時間を気にすることなく話をすることが出来る条件が整っていたので会話がスタートしました。

「え~っ。一人暮らし。お母さまが寂しがるでしょう。」

「そうなんですよ。ちょっと、飲もうと昨夜言われて。」

「お酒も飲める年齢になったのね。早いもんだ。」

「今回コロナで入社式も中止になって、でもオンラインですることになってですね、あらかじめ箱が送られてきて[当日まで開けないで下さい]と指示があって。」

「へ~っ。ニュースでは見たけれど、実際の話は初めて聞くわね。」

「結構感動的で、同期の代表者の名前が呼ばれて画面にテロップが流れるんですよ。両親や友人のメッセージが色々とあって、他人のだけどウルウルきてしまって……だけどそれだけでなくて、その後『皆さん、次の封筒を開けてください。』と言われて開けてみると自分の両親からの手紙が入っていて……それを読んでまた泣いてしまって。父親とはあまり話をしないけれど、私のことをよく見ていてくれているんだなと思ってまたウルウルとして。」

なんか私まで貰い泣きをしてしまいそうでした。おそらく彼女の結婚式は大変なことになりそうですね。

さらに彼女は会社が大好きだと言っていました。オンライン研修で、初めは大丈夫なんだろうかと思っていたのですが、メンタル面までもしっかり各自の分析をしてくれた上での細やかなアドバイスをくれたようです。

「もしいきなり現場に出されていたら右も左も分からずどうしたら良いかもわからないまま委縮してしまっていたと思います。寧ろオンライン研修で良かったと思います。」

と笑顔で話す彼女に明るい未来が見えました。

社長さんにもお会いしたことがあり、運よく直接話が出来たそうです。とても気さくで話しやすく社長の心からの話を聞いて、皆にこの会社に入ってほしいと思ったそうです。

私は【オンライン】と聞くと、画面を通じての味気ないものだと常に感じていましたが、こうして上手にツールとして使ってしっかりと社員と心を通わせることが出来るのです。要は使う人の心が大事なんですね。

若い世代は生まれた時からこういうシステムがあったので抵抗なく受け入れられていて、私のような世代が後ろ向きの考えばかりしているのかもしれません。彼女たちは既に次の時代をしっかりと歩いているのだと感じました。

そうして彼女が面白いことを言ってくれました。

「おそらくね、私たちはコロナ世代と言われると思うんですよ。ゆとり世代が色々言われてその次、どういう風に評価されるのかは分からないけれど厳しいこの時代を過ごす世代は今迄の人より違ってくるので分けて分類されると思うんです。」

“コロナ世代”。語呂もいいし、インパクトがあるので良いかもしれません。ゆとり世代は色々な問題が噴出して物議を醸しだした半面多くの天才も生み出しました。さて、コロナ世代はどんな活躍をしてくれるのでしょう。おばちゃんは少し長生きをして見守りたくなりました。

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