安倍首相より緊急事態宣言が発令されて2週間経ちました。コロナの潜伏期からして感染者数がやや減少しているのではという期待は裏切られて5月6日からに更に延長の可能性が濃厚になってきました。あんなに外出を自粛するように訴えても湘南の周辺は渋滞して海では多くの人がサーフィンをしているのですから減らないですよね。死亡者も増加の傾向で、自宅での変死体を検視するとコロナの感染者と判明したり、別の意味で不気味な事実が発覚しています。
政府は「10万円を給付する、3か月後に。」と悠長なことを言って顰蹙をかっています。おそらくこの未曾有の惨事を前にして一生懸命にやっているのだと思いますが、多くの国民が将来への不安のためにパニックになっているので、何をしてももはや避難を浴びるサンドバック化としてしまうのは必須という感じです。寧ろ30万と決定していたのを直前に翻したという勇気を少しは称えるべきではないでしょうか。
周囲の内科クリニックは閉めたり時短にしたりしていますが、私は何も変えずクリニックで毎日勤務しています。しかし最近ある変化が訪れました。白衣がややきつくなったのです。久々に計ってみるとなんと2週間で4キロ増えているではないですか!まさしく体重のオーバーシュートです。そんなに食べている意識もなかったのですが数字に出ています。
仕方なく私は自身に“緊急事態宣言”を発令しました。
- 不要不急の食べ物を口にしないこと
- 美味しい食べ物からはにおいのクラスターを避けるために1.8メートルの距離をとること。
- 手洗い、うがいをして食欲をそらすこと。
- 19時以降はお酒を飲まない。20時以降は食事をしない。
- 万が一、もう1キロ増えたら4日間様子をみてからジムに相談すること。
もう一度体重を計ってみましたが、やはりやや高めです。まだお腹は出ていませんがそのうち腹筋が無くなって出てくるのではと思います。
そんな状況を知らずに「美味しい肉が手に入ったから。ご飯を一緒に食べよう。」と誘ってきた元主人に、事の次第を説明すると、
元主人から「ははは、自粛ムードだねぇ。」と笑われました。
心はご馳走からロックダウンしているつもりでしたが目の前にワインとステーキが並べられると、なかなか理性に打ち勝つのは難しいです。やはり、海があって暖かいとサーフボードを持って飛び出す人とレベルは変わりません。
今の体重で甘んじるか、痩せる予防ワクチンが開発されるまで待つしかありません。