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バンクシーも在宅

覆面アーティストで有名なバンクシーが新しい作品を発表しました。彼のトレードマークであるネズミが自宅のバスルームで縦横無尽にトイレットペーパーの上を走り回ったり歯磨き粉のチューブを踏みつけたりと様々ないたずらしています。狭い空間に待機しなければならないストレスをものの見事に表現しています。

画像には「私の妻は、私が家で仕事をするのを嫌がる」とのコメントも添えられて、私生活を明かさない彼に奥さんがいたという事実も暴露しています。ストリートで活躍するバンクシーが新型コロナの拡大でとうとう在宅勤務に切り替えたのはなんとなく笑えます。ブラックユーモアが好きなバンクシーがこのように打ち出したということは、コロナの騒ぎもいよいよ佳境に入ってきたということでしょうか。武漢ではお祝いの花火が上がり、アメリカでは少しづつ経済活動を再開させ始めました。日本はその1か月後を追っているのでしょうか。

今日は警報が出るほどの大雨で、先程小笠原諸島では震度4の地震がありました。自然災害がてんこ盛りでいつ何が起きてもあまり驚かないように麻痺してきた感じです。ニュースで道路が冠水したり、山崩れが起きたりしている映像が流れていますが、低地も高地も駄目で逃げ場がないと思えました。

30分前まであんなに荒れた天気だったのに、路面のアスファルトはもはや乾いて夕日が空の雲をオレンジ色に染めて、外にはマスクをしていない人達がちらほら歩いています。さっきまでのは何だったのだろうと思えるくらい晴れやかな光景です。自宅待機と言われていても普通に暮らしている人がいるひとを見ると何故かほっとしてしまいます。

クリニックには既存の患者さんが通われていることが多いですが、いつもと違って明らかにコロナでのノイローゼではないかと思われる人がいます。話をして安心して帰られる方もいますが、こちらの話さえ耳に入らないのではと思えるくらい重症に見える人もいます。今回のコロナでの問題が長引けば、コロナの感染者が増大して経済はもとより、精神的なダメージでの自殺者が増えると具体的な数字まで試算されていますので心配です。

昔から“病は気から“と言われるように、現在の閉塞感のある状況でコロナ以外の病にもかかってしまうのではないでしょうか。眼科中心の当院ではいつもより不定愁訴、つまり具体的な病気は認められないけれども何らかの不快な症状を訴えてくる方が多いです。あとは結膜下出血といって結膜の毛細血管が切れて出血する症状が多いです。原因は睡眠不足やストレスなどでなります。白目が真っ赤に血で染まるのでびっくりして慌てて来院される方がいますが、場合によっては薬も付けず様子をみるだけでも大丈夫です。

とにかく、いつもと違う事が起きると、コロナと結び付けてパニックになったり落ち込んだりしてしまうようです。人間は想像が出来る動物なので、それでまいってしまうのです。不要な想像は控えて、明るい未来を頭の中に描いて脳を疲れさせないようにしてください。

バンクシーのような芸術が気分転換になるのかどうかは分かりませんが、周囲の状況や周りの世界が変わったのですから、自身も今迄したことのないことをしてみませんか?

音楽に興味が無かった人はクラシックを聴いてみるとか、体を動かすのが好きだった人が絵画などの芸術に興味を拡げるなど、コロナを新しい始まりとしてのきっかけにするのが良いのではないでしょうか。

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