院長ブログ

芹、ナズナ、御形、ハコベラ、仏の座、鈴菜、スズシロ
と年始めに弱っている胃腸にやさしく栄養補給という長年の伝統にのっとり
スーパーで売っているパックを買いました。
子供の頃は祖母と庭で野生のものを探していました。
一瞬のうちに購入できてしまう便利さの中にいるのにもかかわらず、
七草粥をつくっていただくことすらおっくうになっている今日このごろです。
冬は特にビタミン不足になりやすく、
これではいかんと野菜を積極的に摂るようにしています。
以前にも書きましたようにお料理の本をたくさん持っていまして、
最近は「やさい塾」（内田悟著）という本をよく参考にしています。
ねぎひとつにしても４つの部位に分けて味わう意気込みで切り方
（面白いのが”解体”としてあります）や調理の仕方が細かく、
けれども分かりやすく記載されています。
野菜への愛情がいたるところに感じられて読んで心まで温まる本です。
食というのはおなかがすいたら食べて満たすという単純なものではなく、
季節を感じ、味覚嗅覚などの五感全てが働く食べ物によって、
健全な身体を造ってゆく大事なとりくみなのだと本当に考えさせられました。

春の七草

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