今日は鎌倉の高校での仕事。
500名の眼科検診はさすがに疲れます。
紫陽花で有名な明月院がすぐ近くですが、今月は仕事が終わると同じ
4時に閉院で残念ながら参拝が出来ません。
しかし、幸運なことに偶然知り合いの先生も仕事にいらして
お昼を御一緒しました。
この先生は歌舞伎と雅楽にお詳しく、笙で有名な東儀さんとも家族ぐるみの
おつき合いとかで、久々に日本文化についての話の花が咲きました。
帰り、タクシー代は出るのですが鎌倉駅までてくてく歩きました。
小町通りは年々、新しい店が出ては消えと
本来の風情が失われていっているような気がします。
私はまず鬼頭でいつものお香を買い足し、古着屋に寄り
あんみつを食べて〆るのがパターンです。
学生時代に着付けの免状をとっただけでしたが、
最近また着物の魅力を再認識して着物検定3級をとりました。
やはり知れば知る程、日本の風土に合ったなんとエコな
奥深い民族衣装なんだろうと感心します。
どの着物もばらすと元の一反の布に戻ることを御存知ですか?
行きつけの古着屋の店長さんは
「昔の着物は丈が短いから、おはしょりなんかつくらなくて着ても大丈夫。」
と着こなし方や着物の歴史を丁寧に教えて下さいました。
が、今回店はなくなり、レンタル着物屋にかわっていました。
仕方ないので千代紙の専門店でポチ袋や包装紙を購入し、和菓子屋さんで
平素お世話になっている方に少しばかりの夏の水菓子を贈ったりしました。
あっという間の2時間。日も暮れて帰りの電車でうとうと。