朝起きて、庭の手入れをするのが日課となっています。
最近、雨が多く積算の日照時間が少ないせいか、羽衣ジャスミンが咲かないのが
やや心配の種ですが、野菜の葉ものはぐんぐん大きくなっています。
数日前、庭の奥に自生しているヤマブキが黄色く、たわわに満開になっているのに
気づきました!ムクゲの木々に隠れていたのでびっくり!!
私にとってその日の大事件でした。
ヤマブキをみると子供の頃、母が語ってくれた、
「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」
と江戸城を築城した太田道灌の伝説を思い出します。
あと、父の部屋にある行燈。
時代劇でよく見る長方形の灯りですが、下に小さな引き出しがあるので
おそるおそる開けてみると、長さは10㎝弱位、太さは5㎜位の細いスポンジのような棒が数本入ってました。
「これはなんじゃ?」と思っていると父が
「灯芯といって菜の花からとれる油をひたす芯。山吹の枝の中からとって乾燥させたものだ」
と説明してくれました。
その夜久々に行燈に灯りをともすと、時折ゆらぐ灯りの感じが、咲き乱れる
山吹や菜の花が風に吹かれて笑っている、、、、、。
そんな感じがしました。