眼の表面について
パソコンやスマホの長時間の使用によって、瞬きの回数が
減少して眼の乾燥が酷くなります。
通常は、眼を閉じてから開けると10秒以上涙が覆っていて、
全く血管の無い透明な角膜の細胞に酸素や栄養分を
運んでいます。
それが涙の不足によって運ばれず、細胞が弱ってきて働き
が悪くなります。
角膜の細胞は5層あって、1番下の内皮細胞と呼ばれるも
のは、ダメージがあると2度と再生されない細胞です。
繰り返す大きなダメージによって、
(乾燥による酸素不足や栄養不足、強い光を浴びる)
細胞の形が崩れてきます。
やがて形を保てなくなると細胞が死んで数が減って行くのです。
そうなると眼がものを見る元々の実力が一気に落ちて、元
に戻らなくなってしまいます。
こうなるのを予防する手っ取り早い方法は、乾燥を改善する
目薬を適切に点眼することです。
涙と同じ成分や保湿を強化する目薬、涙の分泌を促進させ
る目薬などがあります。
眼の奥について;
パソコンやスマホなどの近くを見る時に、眼は非常に緊張し
ている状態でエネルギーを使っています。
詳しく説明すれば、目の中にある水晶体というレンズが近く
を見るのに厚みを増すために、
毛様体筋という筋肉が緊張しているのです。
これを繰り返して行くと、眼の疲れは勿論のこと、疲れによ
って近視が進行していきます。
その上、長年の疲れによって毛様体筋が老化すると、調節
能力も低下して近くを見るピントも上手く合わなくなってきます。
いわゆる老眼が出てくるのです。
こういう状態を改善するには、まず合ったメガネやコンタクト
レンズをつけることです。
しかし、メガネを新しくし、改善していくためには、複数の
メガネが必要になってしまったり、既に購入したコンタクトレンズを
再購入する必要などが出てきます。
このような対応は難しいという場合には、
いくつかの目薬を点眼することによって緩和することも
出来ます。
ビタミンが入っている目薬や瞳孔を強制的に開いて
目の緊張を減らす目薬などがあります。