アイリスター麻布クリニックです。
新年度が始まりました。
新しい学校、新しい仕事に心躍っている方も、
今まで通りの方も(←わたしもです)
日々ご活躍されていると思います。
新年度には健康診断が多く行われます。
そこで視力の低下を指摘されてのご来院が例年多く見られます。
初めてのメガネ、初めてのコンタクト、または度数を変えて作り直し。
そこでお伝えしたいのが、見えすぎるメガネ、コンタクトに注意していただきたいことです。
人間の眼は、近くを見る時に力を使うようになっています。
この力を俗に ”調節力” などと言います。
遠くは、がんばっても見えません。
そのために、メガネやコンタクトなどの矯正用具を使うのですが、
遠くが見える=見えるポイントを遠くに持って行ってしまっているので、
近くを見る時に調節力を使って、その見えるポイントを動かすのです。
強すぎる矯正用具は、調節力を多く使うようになってしまいます。
これが続くと ”疲れる” のですね。
この疲れがたまった状態を ”眼精疲労” と言います。
視力1.5とか2.0とか、遠くが見えると確かに気分は良いですが、
近年はPCやスマホなど、近くを見る時間が長い方が多いのではないかと思います。
眼精疲労が起こりやすい環境になっています。
度数が弱くて遠くが見えずらい事は、その場ですぐわかるのですが、
度数が強すぎる場合は、調節力の関係でわかりずらく、
時間がたってから、ピンボケ、疲れる、頭痛 などと言った形で出てきます。
事務仕事の方、車の運転が多い方、年齢の条件もあります。
人により適正な度数は異なります。
ご自身の生活に適した矯正用具をお使いください。
最近ではインターネットで矯正用具を買えるものもあるようですが、
せめて大事な場面、初めてだったり、度を変えたりする時は
きちんとしたところで検眼の上、お作り下さい。