クリニックは今年28日で店仕舞い。通常の冬休みは7日間なのですが、今年は政府が1月11日まで分散でと言っていたため患者さんにアンケートを採りまして年始の来院は少ないと分かり7日までの10日間の休みを決めました。ところが、毎週金曜お手伝いに行っている病院の主たる医師が突然脳出血で倒れて、更にサブ医師が網膜剥離となり手術で大慌てでした。結局、年始4日からお手伝いに行くことが決まりました。
28日は仕事が終わって帰宅して、なんとなく眠くて私には珍しくそのまま寝てしまいました。翌朝4時頃に一旦目が覚めたのですが、体が動かなくてそのまま二度寝、7時に目が覚めても身体が何となく重たくて
『休みだからいいっか』
と何も考えず自然に身体が起きたいと思うまで眠ろうと決めて、、、、、、、、起きたら30日の朝でした。その日は友人と御殿場のアウトレットモールに行こうと約束していたので慌ててしまいました。シャワーを浴びて用意もそこそこでナビで友人を迎えにいく場所を検索していざ出陣。高速に乗り、友人をピックアップして御殿場へと向かおうとしたところ、ハンドルへの振動が微妙に違ってすぐにパンクだと分かりました。ここ最近素人に近い人間がトラックに積載をして、高速に様々なものが落ちてパンクが多くなっていると聞いていましたが、寄りによって年末の30日になるとは。安全を期してスピードを一定に保ちながらゆっくり落として新富町の出口から高速を出ました。直ぐにJAFと保険会社に電話して、15分位でJAFが駆け付けてくれました。それからが大変、というよりも凄かったですJAFさんが。本来ならば自宅に車を運んで終わりなのですが、オプショナルのチャージがかかってもいいから運転出来る様にタイヤ交換出来ないかと交渉してみると、素早く、今迄の経験からタイヤの在庫があるはずのところに連絡してくれました。しかし、年末、しかも今年の状況からしてどこもタイヤの在庫がありませんでした。実は私の車、レースにも出られる特殊なタイヤなので、通常はディーラーさんから取り寄せて貰い1週間はかかるのです。しかし、JAFのスタッフさんは延々とつてを辿ったりしながら、最後はyahooオークションを検索して見つけてくださいました。1時間半経って茨城にタイヤがあると分かったのはいいのですが、今度はタイヤ交換をしてくれる所を見つけなければなりませんでした。大手のAやYは予約した上で来年でという返事でした。しかし、JAFさんが粘って交換出来るところを見つけて下さって約4時間後に車は無事走行出来る様になりました。タイヤを交換する時に見せてもらったのですが、内側が完全に大きく裂けていて、JAFのスタッフさんから「よく大事故にならず無事に高速を降りてこられましたね。普通これだけになっていたら、、、、いやー運が良かったとしか。」と言われました。折角の休暇が飛んでしまったと思っていましたが、実は命が飛んでいたかもしれませんでした。東京に戻った時は夕方6時頃になっていて、店も早めの閉店時間を設定していた為フードモールで食事を手早く済ませました。その後ぐったりと疲れて自宅に戻り掃除をしたり洗濯をしたりして1日がまたあっけなく終わってしまいました。
そうこうして最終日の31日朝再び身体がだるくて起き辛かったのですがまた寝てしまうのかと思うと勿体無くて、這ってベッドから出てきました。何もしないままではと、車を運転して近くのイクスピアリに行きました。いつもなら食欲があってスイーツとか何でも買い食いをする私が、レストランを見ても入りたいと思わなく、下腹がキリキリと少し痛みました。トイレに駆け込み“うんち”をしましたが、何と白い。それを見て、医者というものは厄介な生き物で、[胆管炎？][膵炎？]・・・・・[もしかして膵臓癌！］様々な事が頭をよぎり、昨日から死神にストーカーされているという被害妄想までに発展しました。
その時一番に思ったのは(あーっ、栗きんとん買っておけば良かった。)でした。手術や入院することになったら食べられなくなるので思いっきり食べておけばよかったと後悔したのです。イクスピアリには栗きんとんは勿論売っていません。私はここにいるべきではなく、スーパーに急いで行かなければと、再び車を走らせることにしました。駐車場に向かう途中、ふと、どこからともなくカレーの匂いがして、私は大切な事を思い出しました。昨夜フードモールでカレーを食べたのです。かなり本格的なお味で感動ものでした。。そそ、それ、カレーのせいでした。『あーこれだから問診が大切なのよね。』と一人でブツブツ。まだまだ、修行が足りん、というより基本に立ち戻るべきか、、、、大きく反省した大晦日でした。
