秋はやっぱり食べ物がおいしくなる季節。
今年も目黒駅前で、東日本大震災の被災地岩手県宮古市で水揚げされた
さんまが無料でおよそ7300匹ふるまわれるイベントが開かれたそうです。
落語の噺の1つに「目黒のさんま」というものがあり、
これにちなんだものですが皆さんご存知でしょうか?
殿様が鷹狩りに出た際に、供が弁当を忘れてしまい近くで焼いていたさんまを食べて
たいそう気に入ってしまうのです。
殿様は再び食べてみたいと思うのですが、さんまは元々下衆庶民の食べ物。
家来は色々と気を遣って魚を日本橋魚河岸から取り寄せ、脂や骨を1本1本抜いて
腕の中に入れて出しましたが、かえって不味くなってしまいました。
そこで、殿様は「さんまは目黒に限る」と言うのでした。
日常でもよくありそうですよね。
医療現場でも最新の治療薬や医療機器を使っても治らなくて、
毎朝1杯の水を飲んで良くなったとか、腰を温めたら良くなったなどがあります。
気を利かせすぎるよりも”シンプルイズベスト”だということもありますよね。