今日の午前は東京駅にあるビルの最上階での仕事です。
お昼はラウンジでお弁当を購入して眺めの良い窓側を陣取り、
ちょっとしたエグゼクティブサラリーマン1日体験。
健診の面白いところは、自分で場所を選んであちこちに旅行気分で遠出できたり
今日のようにセキュリティーが厳しく通常では入れない会社の中を
訪問できることです。
なので、たとえお弁当を持ってきていても社員食堂やラウンジを
わざわざ見に行ったりします。
数年前有名な情報処理系の会社へ行ったときのことです。
入館証を守衛室で受け取り入口に向かうと
「おはようございます。」
と元気の良い声が一斉に聞こえました。
入口の両側に20~30人の人がずらっと一直線に並んでいて
繰り返しおじぎをしながらあいさつをしているのです。
出勤している社員ももちろんそれに答えて
「おはようございます。」
ときちんと答えていました。
そうしてその中に混ざって小柄な人型ロボットが一台?一人?
「おはようございます。」
と電子音を発しながら一緒におじぎをしていました。
なんとまあ…あまりにもびっくりして慌ててしまい
エレベーターに乗って最上階へ。
ドアがひらき降りると、通常の会社とは思えない高級ホテルのロビーのような雰囲気。
右手にある受付には見目麗しい美女がにこやかな笑みを浮かべて
2人並んで立ってお迎え。
瞬間的に(階を間違えた!!)と気付き、そのまま後退りして
その場から逃げようとしたのですが
やはり気を取り直してその受付嬢に健康診断の仕事で来たことを説明しました。
すると、
「左様でございますか、お調べいたしますので少々お待ちになっていただけますか。」
と内線でわざわざ確認してくださいました。
その間に案内されたソファに座りながらも落ち着かずキョロキョロしていました。
あとで診察中、社員の方にその話をすると
「あの最上階は主に海外のVIPやCEOを接待するようなラウンジなので、
普通の社員は入れないですよ。ドアが開きましたか…おかしいな。
最上階の存在すら知らない人も多いと思いますよ。」と。
うむ~~。社員ですら入れない所にまで迷い込んでしまった私。
警備の人に不審者として取り押さえられなくて良かったです。本当に。