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鬼滅の刃

昨日は最先端の技術をご紹介致しましたが、今日は空前のヒットを飛ばしている「鬼滅の刃」について。新型コロナの影響で、映画の都ハリウッドは閑古鳥が鳴いているのに、日本の映画館は行列が出来ているとニュースにまでなりました。初日の売り上げは10億円に達したとのこと。自国の映画を持っている国は引き続き映画館が好況で中国、韓国、ハンガリー、ポーランドではヒット映画があり劇場のドアを開け続けることが出来ているそうです。

 

こうなると何がそうさせるのかを知りたくなって、出張先で本屋に立ち寄って「鬼滅の刃」の第1巻を買って読みました。あらすじですが、時は大正、貧しいながらも仲の良い家族に囲まれて幸せに暮らしていた働き者の炭治郎少年が主人公です。ある日、町に一人で働きに出て、帰るのが遅くなり、翌朝家に戻ると一家が鬼に襲われ妹以外は皆死んでしまっていました。虫の息で生き残った妹も半分鬼と化して、炭治郎は妹を人間に戻すために鬼と闘う修行に出ます。様々な人と出会い、紆余曲折があり、最後は皆ハッピーエンド。登場人物たちの中で、あるものは現代まで生き残っていたり、それぞれが輪廻転生で生まれ変わっていたりしているのです。

感想として、「えっ?こんなのが空前のブームになるの?」と単純にビックリしました。というのも、絵もレトロですし、ストーリーもどこかで聞いたことがあるような話が点在していて昭和の香りがするのですが、若者から年配まで感動して涙しているのです。もっと斬新な展開があるのかと思いきや、凄くスタンダードでした。皆が求めているものが、これほどまで時代が進んでいても変わっていないのでかえって安心できたというか、これでいいんだと拍子抜けしたというか。まあ良かったのですが。

最近のハリウッド映画の計算しつくされた映画創りには飽き飽きしていましたから、おそらく皆もそうだったのでしょう。コンピューターで統計をとり、序章を何分何秒、どこで感動の場面を入れるかも秒単位でプロデュースされていると聞き、ある時ホラー映画二本借りて同時に再生して観ましたら、主人公となる人物象の描き方や恋愛のタイミング、恐怖の場面、最後のハッピーエンドの場面がほとんど同じ時間で進行していて、成程と思いました。構成もCGもやり過ぎると完璧過ぎて感動しなくなります。

 

ふと、医学も同じようなジレンマが生まれていると思いました。新型コロナのワクチンはあらゆる技術を駆使して早く開発して欲しいですが、例えば痴呆を改善する薬。ボケなくて良くなるのですが、その効果が出ている人達に新たな問題が生まれました。というのは、ボケるというのは、死に向かっている恐怖も和らいでいるのです。しかし、身体は衰えているのに、薬のおかげで頭は冴えていて全てが分かってしまい、そのことに対してノイローゼになってしまう事があるそうです。誰かが「ボケ」は神様の贈り物と言っていましたが、私もそう思います。

また、DNAを詳しく調べて、自分が将来なる病気を知ったり、更に寿命まで分かるというのはどうでしょう。治療出来る病気ならば知る価値もあるでしょうが、どうにもならない運命を予め知るのは、ある限られた人でなければいらないのではないでしょうか。技術が進んだために、幸せとは逆の方向に行ってしまうこともあると思います。今回の新型コロナウィルが蔓延する直前の頃、ものや情報が溢れすぎて、これで大丈夫なのかな?と不安がありました。コロナがきっかけで無理に膨張し続けていた社会がパーンと破裂して元の本来あるべき姿に戻りつつあるのではと思ったりします。生活が困窮している方には申し訳ないと思いますが、世の中が過剰に進み過ぎて行き過ぎたため大きな力が働いてリセットしようとしたのかなと、時々思ってしまいます。

「鬼滅の刃」の映画に戻りますが、ニュースで映画館にあらゆる年代の人が列をなして並んでいる姿が映し出されましたが、それを見て、昔家族で映画を見に行ったり、一つの流行を年代問わず皆が知っていたりというのがかってあったなあと思い出しました。ごく最近はスマホをそれぞれ見ていて会話もせず、各年代の文化があって分離していました。もう一つの事に皆が揃って関心を持つことは無いのかも知れないと思っていましたが、「鬼滅の刃」が可能性を示してくれたような気がしました。家族愛が根底にある話ということですから、愛ある暮らしが中心となる幸せな世界に皆で向かっていけるといいなと思います。

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