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コロナ飽きた

4月からブログを再開して、2日と空けることがなかったのですが昨日は死んだように寝てしまいました。気づくと夜中の1時回っていました。なんでそんなに眠たかったのかなと考えてみると、今月の平均睡眠時間が3時間を切っていました。早朝起床して春から延期されていた健康診断の仕事をしてその後クリニックで仕事をして診察が終わると事務処理で夜中まで仕事、と無我夢中でしていたので自分では分かりませんでした。気付いたのはなんとスマホ。スマホが勝手に睡眠時間を記録していました。因みに昨日の睡眠時間は1時間38分。流石に、医者として人間として危険を感じました。自分としてはこういう状況はよくあることで、あるところに意識が集中すると時間の感覚や疲れや痛みの感覚が麻痺してしまうようです。生きるということに関してやや常識を外れているのかもしれません。今の職業に就いていなかったら、朝昼晩は関係なく野放図な生活を送っていたでしょう。

患者さんに会って話をして刺激を受けるから社会生活に何とか沿って生きていけているのだと思います。

今日いらした患者さんが「コロナ、飽きた。」とおっしゃいました。私も同感です。毎日、同じようなニュースが延々とテレビで自称コメンテーターという人達から話されて、ああやこうやと堂々巡りな会話で時間つぶしをしているとしか思えないからです。たまに違うニュースは、ほとんど悲惨なものばかりで余計に気が滅入ります。前回、触れました三浦春馬さんの死に関して、自宅前に献花された写真を報道して、自宅の場所や部屋の広さや亡くなったクローゼットや搬送された病院の特定などを記事にしてありました。これを読んでファンは多少喜ぶかもしれませんが、個人情報の漏洩ではないでしょうか。

しかし、その中で文春オンラインの記事には同調しました。三浦春馬さんが最後の舞台公演で語ったことを書き記しているのですが、それだけではなく

「彼の死ではなく、彼の生を記憶しよう」

「2020年の7月18日に起きたことは、彼が30年生きた日々のたった1日でしかない。」

という言葉を添えていることに心を打たれました。ほとんどのマスコミは彼が亡くなった状況や何故彼が死を選んだのかということについて、つまり彼の死ばかり報道しているのですが、彼自身がどういう人間だったかを出来たら見て欲しいという切なる祈りのような働き掛けかたをしているのです。彼が情熱を注いだ作品をみて感動して伝えていく、それは彼が生き続けると同じことなのだと皆に伝えていると思えました。

仕事浸けの毎日の私でしたが、少しコロナ時間に切り替えて三浦春馬さんの作品から観始めてみようかなと思いました。きっかけは何でも良いのです。自分を変えられるのは自分だけ。いつかやって来る死は誰もが避けられないものですが、今の時間を思いっきり味わうことは工夫次第で出来るはずです。1日1時間1分1秒が人生の断片で、その断片を自分の色で染めてみましょう。自分にしかない色で染まった時間は自分の世界です。自分が確かにこの世に存在したという証のようなものだと思います。

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